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マシュマロが好き  作者: 鵲三笠
第三部

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~外伝12~ マシュマロ彼女と高校生最後のイチャイチャをした

※R15描写があります。閲覧に注意してください。



「じゃあ行ってくるわね」

「行ってらっしゃい」


優が母親を見送ると、部屋に戻ってゲームをする。


(今日は一人か……)


父親は出張、母親は祖母が体調を崩したらしく、様子を見に帰省することになった。

優も祖母の様子を見に行きたかったが、明日に宅配便が来るらしいので留守番を命じられていた。


(ばあちゃん……また元気になるといいけど……)


秋田にいる祖母を心配しながら、ゲームしているとインターホンが鳴る。


(誰だよ……)


確認しに行くと、玄関前に穂乃花が立っていた。


『優~開けて~』

「穂乃花?どうしたの?」

『いいから早く~』


穂乃花を玄関に迎え入れると、リュックを背負っているのが見えた。


「リュック背負って何しに来たんだ?」

「何しにって……うち、今日ここで泊まるんだけど……」

「えっ?聞いてないぞ?」

「おばさんが優が心配だから面倒見てあげてってお願いされたんだけど……」


留守番で心配って……俺、高校生だぞ?


「今日は責任持って優の1日奥さんになります!」


穂乃花が胸を張ってそう言うと、優はため息を吐く。


「折角一人になれたのに……うるさくて食いしん坊な人が泊まりに来るなんて……」

「ひどい!っていうか食いしん坊じゃないもん!」

「うるさいのは認めるんだ」

「~~~!優のバカ!」



それから二人は部屋でゲームをしていた。


「よし。俺の勝ち」

「もう!優強い!」

「毎日やってるからな」


窓を見ると、外は既に暗くなっていた。


「暗くなってきたし、お腹空いたな。ご飯作るか」

「優って料理できるの?」

「まぁ……簡単なやつなら」

「食べてみたい!」

「じゃあすぐ作るから待ってて」


優はキッチンに立つと、野菜を切ったり、フライパンで炒めたりする。


「よし!野菜炒めのできあがり!」


穂乃花の席に用意すると、美味しそうに感じたのか目を輝かせる。


「食べていい?」

「どうぞ」

「いただきます」


穂乃花は箸で、キャベツを掴むと口に運ぶ。


「……!美味しい!」


バクバクと野菜炒めを美味しそうに食べる。


「おかわり!」

「本当に美味しそうに食べるな」

「だって美味しいんだもん!」


穂乃花がニッコリと微笑む。


「たくさんあるから食えよ」

「うん!」



夕食の時間が終わり、穂乃花は満足そうな表情を浮かべていた。


「はぁ~!幸せ~!」

「あんだけ作ったのに完食するとは……さすが食いしん坊」

「食いしん坊じゃないもん!」


穂乃花が頬を膨らませる。


「とりあえず風呂入ってこいよ」

「優が先入ったら?うちが洗い物とかするからさ」

「それは俺がやるから」

「ううん。優がご飯作ってくれたもん。これぐらいはさせて」

「穂乃花がそう言うなら……」


穂乃花が食器洗いをする様子を、優がじっと見つめる。


「どうしたの優?」

「その……ありがとな」

「うん!」


お風呂で体を洗い、湯船に入ると先程の光景を思い出す。


(食器洗いする穂乃花……まるで奥さんみたいだった……)


あの時の笑顔……思い出すだけでドキドキする。


(結婚したいなぁ……穂乃花と……)



夜遅く。優が部屋でゲームしていると、ドアが開く。


「お待たせ!」


猫の着ぐるみパジャマを着た穂乃花が入ってくる。


「またゲーム?夜遅くにやるのはよくないよ?」

「分かったよ」


電源を切ると、ベッドに寝転がる。


「おやすみ」

「歯磨きは?」

「もうしたよ」

「待って!うちも歯磨きするから一緒に寝よう?」

「しょうがないなぁ……」


待つこと数分。穂乃花がやって来る。


「終わったよ」

「じゃあ……おいで」


優が両腕を広げる。


「寝るんじゃないの?」

「その前に穂乃花を堪能しないと」


穂乃花はドキドキしながら、優に近づくと抱きしめられた。


「パジャマ可愛いね」

「お気に入りだから……」

「こっち向いて」


穂乃花が優の顔を見ると、唇同士が密着していた。


「優……」


お互い舌を絡め合い、キスを繰り返す。


「穂乃花……」


優は穂乃花のパジャマの中に入りこむ。


「ちょっと優……」


優がパジャマの中でゴソゴソする度に、穂乃花の顔が赤くなり、吐息する。


「あっ……優……ダメぇ……」



――――――――――――――――――――――――――――――――――――――


行為が終わると、穂乃花は自分の体を恥ずかしそうに布団で隠す。


「優のエッチ……」

「穂乃花に言われたくないな」

「うちはエッチじゃないもん……」

「でも穂乃花はいつも俺に……」

「それ以上はダメ!」


穂乃花は慌てて優の口を塞ぐ。


「とにかくうちはエッチじゃない!分かった?」

「でも……」

「エッチじゃない!」

「分かった分かった」


優が呆れていると、チラッとカレンダーが視界に入る。


「もうすぐで卒業だな。俺たち」

「そうだね」


カレンダーには卒業式って書かれている日付に〇が付けられている。


「学校で皆に会えるのも……もうすぐ終わりか……」

「寂しくなるね」

「そうだな……」


優は布団の中で穂乃花を抱きしめる。


「穂乃花にはいつでも会えるけどな」

「お腹触りたいだけでしょ?」

「そんなことないって」


優はこっそりお腹に手を伸ばす。


「ほらぁ!」

「穂乃花の魅力的なところだから仕方ないじゃん」

「もう!」


穂乃花は優を押し倒す。


「穂乃花?」

「そういうことをするならうちだって攻めるからね」

「ちょっ……!」


穂乃花を怒らせたことで、夜中まで消灯することはなかった。



[あとがき]

次回で~外伝~、そして『マシュマロが好き』完結となります。お楽しみに!

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