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マシュマロが好き  作者: 鵲三笠
第三部

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~外伝10~ マシュマロ彼女がサンタクロースになっていた

冬休みに入り、優は部屋でゲームしていた。


「よしクリアした。時間かかったなぁ……」


優がヘッドホンを外して、時間を確認する。


(もうすぐ穂乃花が来る時間だな)


今日は山城家のクリスマスパーティーだ。

両親の希望で、穂乃花も参加することになっている。


(実の息子より可愛がっている気がするのは気のせいかな?)


そんなことを考えていると、インターホンが鳴る。


「優!出てくれる?」

「は~い」


リビングから母親の声がしたので返事すると、玄関に向かう。

ドアを開けるとサンタクロースの格好をした穂乃花が立っていた。


「優!来たよ!」

「なんでサンタの格好なんだよ」

「だってクリスマスパーティーだもん!どう?」

「可愛いよ」

「ありがとう!」

「とりあえず上がれよ」


穂乃花を招くと、母親が出迎える。


「穂乃花ちゃんいらっしゃい……ってあら!可愛いじゃない!」

「ありがとうございます!」

「本当にこんなに可愛い子が優の彼女なんて……いいのかしら?」

「おい!」

「優はうちがいないと生きていけないもんね」

「そんなこと……あるけど……」


否定しようと思ったが、自信ないな。


「もうご飯できてるわよ。たくさん食べてね」

「はい!」



食卓にはクリスマスの雰囲気に合った料理がたくさん並べられている。


「美味しそうですね!」


穂乃花が目を輝かせる。


「いっぱい食べろよ。食いしん坊」

「食いしん坊じゃないもん!」

「まぁまぁ。たくさん食べてね」

「いただきます!」


穂乃花は料理を取り皿によそうと、パクッと口に入れる。


「美味しいです!」

「いっぱいあるからおかわりしてね」

「はい!」


穂乃花が美味しそうに食べるところを見て、両親は笑顔になる。


「穂乃花ちゃん。優と仲良くしてくれてありがとね」

「……?どうしたんですか急に」

「優は昔から穂乃花ちゃんが好きだったから、穂乃花ちゃんに会うことが優の一番の楽しみだったから……無事恋人になってくれて嬉しいわ」

「優……そうだったの?」

「……あぁ」


優は恥ずかしそうに答える。


「……うちは優のことを仲の良い幼馴染としか思っていませんでした。でも……優がうちのことを守ってくれた時から意識するようになって……恋人になって優は更にだらしなくなった気がするけど、そこが可愛く感じるようになって」

「わかるわ~!」

「おい!」

「優はうちのことが好きって毎日言ってくれるから凄く嬉しいし、いつも強気な優がうちの前だと甘えん坊になるところが好きですよ」

「穂乃花……」


感動のあまり、父親は涙を流す。


「ぐすん……いい子じゃないか……幸せにしろよ!」

「なんで泣いてるんだよ」

「穂乃花ちゃんが娘になってくれる日を楽しみにしてるから!」

「ありがとうございます!」



ご飯を食べ終わると、穂乃花は優の部屋で話していた。


「いっぱい食べた~」

「本当に食いしん坊だな」

「食いしん坊じゃないもん!」


穂乃花が頬を膨らませる。


「そんなこと言ったらプレゼントあげないよ!」

「プレゼントあるの?欲しい!」

「じゃあ謝って」

「本当のこと言ってすみませんでした」

「謝ってないじゃん!」


穂乃花は怒りながらも、不服そうにプレゼントを渡す。


「開けていい?」

「うん」


開けると、入っていたのは犬の刺繡があるハンカチだった。


「この犬が優に似てたから……」

「ありがとう。嬉しいよ」


優も机から何かを取り出す。


「はい」

「優も用意してたんだ」

「当たり前だろ」

「開けていい?」

「あぁ」


開けると、ハンドクリームが入っていた。


「最近、手がカサカサになるって言ってただろ?」

「覚えてたんだ……」


穂乃花はプレゼントを大事そうにする。


「ありがとう優!」

「これでさっきのことは許してくれるか?」

「うん!……じゃなくて許さないけど嬉しいよ」

「いい加減認めろよ……」


呆れつつ、嬉しそうに受け取る穂乃花を見て、優も嬉しそうにするのであった。

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