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マシュマロが好き  作者: 鵲三笠
第三部

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~外伝6~ マシュマロ彼女よりゲームを優先する彼氏

とある日の昼。穂乃花は優の家に遊びに来ていた。


「あら穂乃花ちゃん!いらっしゃい!」

「こんにちは。おばさん」

「優なら部屋でゲームしてるわよ」

「わかりました」


穂乃花が優の部屋に入ると、ヘッドホンをつけて、ゲームしている優が座っていた。


「優。来たよ」

「よし。倒せた」


ヘッドホンをつけているからか、優は穂乃花が来たことに気づいていないようだ。


「この調子なら階級上昇ランクアップも夢じゃないな」

「優。来たよ」


再び声をかけても、優は気づかない。

そんな優に不満を抱いた穂乃花は頬を膨らませる。


「優!」


穂乃花が大声で呼ぶと、優が気づいてヘッドホンを外す。


「あっ……来てたんだ」

「なんでうちが来るって分かっててゲームしてるの!」

「ごめんごめん……ってあぁ!負けてる!」


話しているうちに、倒されてしまったようだ。


「穂乃花。もうちょっとだけ待ってて」

「えぇ?」


優は再びヘッドホンをつけると、ゲームを再開する。


「優のバカ……」


穂乃花が後ろからゲーム画面を覗くと、シューティングゲームをプレイしていることがわかる。


(凄く集中してる……真剣だし、待つしかないか……)


そう思い、ベッドに座って待つことにした。



30分後。穂乃花は待ち時間が長すぎて、不満そうに頬を膨らませていた。


(まだなのかな?)


そう思っていると、優は悔しそうな顔をする。


「クソ!もう一回!」


優が再びゲームしようとしていたので、穂乃花は優の肩をポンポンと叩く。


「まだ?」

「ごめん。もうちょっとだけ待って!」

「もうちょっとって?」

「俺が勝つまで」

「結構待ってるんだけど?」

「次絶対勝つから!」


自分よりもゲームを優先する優を見て、穂乃花の不満が爆発する。


(こうなったら……)


優がゲームしていると、穂乃花は優の右頬にキスをする。


「ちょっ……穂乃花!」


止めようとすると、敵が撃ってきたのでそれに対応する。


(まだやめない……じゃあ……)


そのままうなじに移動して、キスをする。


「穂乃花……!やめてくれ……」

「優が悪いんだもん……」


ここまでしても、優はゲームを続ける。


(くすぐったい……けどこれを乗り超えれば……)

(こうなったら……)


穂乃花は優の前に顔を出す。


「ちょっ……!見えないって!」

「うちより、ゲームの方が大事なの?」

「これで絶対勝つから!待っててくれ!」

「やっぱりゲームの方が大事なんだ……」


穂乃花は優の唇にキスをする。


「……!」

「うちは優のこと大好きなのに……優はうちよりゲームが大好きなんだ……」

「そんなこと……」


否定しようとすると、既にゲームオーバーになっていた。


「マジか……いいところまでいったのに……」

「早くうちに構って」

「あの……もう1回だけ……」

「何?」

「何でもないです」


優が悔しそうに立ち上がる。


「穂乃花が邪魔しなかったら勝てたかもしれないのに……」

「うちはだいぶ待ったよ?」

「それは……ごめん……」

「でも……うちも邪魔しちゃったし……ごめんね」

「じゃあ……お腹触っていい?」

「いいよ……」


優が穂乃花のお腹に手を伸ばす。


「……っ」

「触ったら悔しい気持ち忘れられるな」

「そう……なの……?」

「やっぱりゲームより穂乃花だな」

「お腹の間違いでしょ……」


穂乃花は不満そうだったが、悪い気はしなかった。

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