第23話 マシュマロ彼女とみなとみらいデート
「穂乃花!心配したんだよ!」
「ごめんなさい!」
穂乃花が班のメンバーに頭を下げる。
「先生もお騒がせしてすみません……」
「まぁ何もなくてよかったよ」
こうして穂乃花は美咲たちと無事合流することができた。
「優本当にありがとう。優がいなかったらうち……」
「本当に穂乃花はすぐ迷子になるんだから」
優は穂乃花の頭を撫でる。
「もう離れるなよ。誰からも。俺からも」
「……うん!」
穂乃花は優と手を繋ぐ。
「早くデート行こう!」
「あぁ」
優と穂乃花がやって来たのはショッピングモールだ。
穂乃花が服を買いたいと言うので服屋に来ていた。
試着室のカーテンが開き、白Tシャツにベストを着た落ち着いた服装を披露する。
「どう?」
「に、似合ってるよ」
「そう?」
穂乃花が次に披露したのはパンダが描かれたフード付きの服装だ。
「どう?」
「似合ってる」
次に披露したのは灰色のワンピースだ。
「どう?」
「似合ってる」
「どれが一番似合ってた?」
「穂乃花が決めなよ」
「何それ?次の優とのデートの服装にしようとしてるのに」
「いや、あの……どれも可愛いから決められない……」
優が恥ずかしそうに目をそらすと穂乃花の顔も赤くなる。
「そ、そう……じゃあうちが決めていい?」
「うん」
悩んだ末、穂乃花はワンピースを購入した。
「優。あれ食べたい!」
穂乃花が指をさした方向にはソフトクリームの店があった。
「中華料理をたくさん食べたんじゃ……」
「デザートは食べてないもん。食いしん坊だからじゃないからね!」
「はいはい」
優は抹茶ソフトクリーム、穂乃花はバニラソフトクリームを注文した。
「美~味し~い!」
「穂乃花。口にクリーム付いてる」
「拭いて~」
「ったく」
優がティッシュを取り出し、穂乃花の口を拭こうとするが、腕が止まる。
「優?」
「……」
穂乃花の口元を見ると唇にもクリームが付いている。
(美味しそうな唇だな……)
「優早く拭いてよ!」
「わ、悪い」
優が穂乃花の口をティッシュで拭く。
「次どこ行く?」
「美術館でも行くか?」
「うん!」
ソフトクリームを食べ終わり、美術館に向かった。
美術館を出ると、外はすでに真っ暗になっていた。
「楽しかったね!」
「あぁ」
穂乃花が満足そうにしている。
「最近、優と一緒にいたら時間経つの早く感じる気がする」
「それだけ楽しんでいただけたのなら何よりだよ」
二人はみなとみらい駅から電車に乗り、席に座る。
(楽しかったけど疲れたなぁ~)
穂乃花を見ると、優の肩に倒れて気持ちよさそうに眠っている。
(寝顔可愛いなぁ……俺も眠たくなってきた……)
優も目を閉じて、眠った。




