集落
世界改変から二週間程経った。
あれから仁は盗んだ地図とたまに見かける生き残りの情報を頼りに日本をふらつき歩いている。
目的地は無い。ただ人がいそうな場所を巡り壊れた世界を見て回る。
「おーい。何屋根の上で突っ立ってんだ?猫かお前は。早く行くぞー」
「声…」
「声ー?」
「あっちから、人が戦ってる音が聞こえる」
あの日から仁の旅に同行している[逢坂 真衣]という少女が、遠くの方を指差し暗に助けに行きたいと訴える。
金髪のボブヘアーをなびかせるこの少女の年齢はまだ15。そんな彼女が何故仁の旅に同行しているかと言うと、原因は彼女の持つ魔剣に関係している。自らの身長よりも大きなその大剣は、人間の生命力を吸って生きる魔剣であり。使用者が人間を切らなければ使用者の生命力を死ぬまで吸い取り、使用者が死に次第別の人間の元へ瞬時に移動するという特性を持つ。
ゲーム時代ではプレイヤーを殺さなければ自分がデスポーンして終わりだったのだが、この魔剣の面倒なところは一度所持して仕舞えば死ぬまで自らで決めた使用者に付き纏うことであり、世界改変前までにゲーム内で死に魔剣を手放さなかった真衣は、世界改変後、死ぬまでこの魔剣に付き纏われることとなった。
故に、それなりの生命力と全プレイヤートップクラスの治癒能力を持つ仁が彼女を拾い真剣に生命力を吸わせる為に同行しているというわけである。
(声なんて聞こえねーんだけど…。アイツ耳良すぎじゃね?)
「助けに行ってくるね」
「は、おい!って行っちゃったよ…追うかぁ」
真衣の敏捷はA +。一方仁の俊敏はB +なので強化魔法を使わなければ追いつけはしないのだが、見失しなわないように後を追う。
(あぁ…腹減ったなぁ。久しぶりにカツ丼でも食いたいなぁ)
なんて考えながらチンタラ走り、真衣に追いついた時にはもう既に戦闘は終了しており辺りには数体のゴブリンやオークなどの[自然属性]エネミーの死体と一体のヴァルキリーの死体が転がっており、当の真衣は男女入り混じった9人の人間に囲まれて口々にお礼やら何やらを言われている。
真衣の方はいつもの事だから余り気にしないが、死体の中にヴァルキリーがいる事に少々動揺を禁じ得ない仁はあの日から全く感じていなかった危機感を感じ始める。
ヴァルキリー。翼の生えた女性の形をもした機械仕掛けのエネミーであり、属性は[創作]。主に剣か槍か弓矢を使用し攻撃を仕掛けてくるこのエネミーのレベルは最低でも100となっており、ある程度ブレサリをやり込んだ者にしか対処は難しい。
創作属性のエネミーは最も弱い物でもヴァルキリーのレベル100となっており、強い個体ではレベル150を超えるモノもある。
そして創作属性のエネミーもいるとするのならば、最後の属性、[古代]のエネミーも存在する可能性があるという事を高めている事である。
(レイドボスが確認されてるって言葉でもしかしたらいんのかと思ってたけど……創作はまだしも流石に古代のエネミー相手に俺と真衣だけで戦うのはリスクが高いな。逃げれればいいけど、古代の奴らが人を襲ってたらお人好しガールのアイツは多分助けに行くと思うしなぁ)
「あ、仁さん。ごめん、また勝手に飛び出して」
「いや、別に良いよ。もう慣れた」
「君がこの子と一緒に旅をしているっていう仁君かぁ。ありがとう、君が真衣ちゃんを助けてくれたおかげで俺達が今生きてるんだからな」
「ああ!そうだな!ありがとう仁君!」
そうお礼を言ってくる若い男が二人、単なる感謝か、寄生する為の媚売りの様な物なのかは定かでは無いが、有象無象の感謝の言葉など今の仁には鬱陶しいだけのものであった。
「いんやぁ冗談謙遜抜きに感謝の言葉は要らんから、出来ればアンタ等の聚落に案内してくれないか?」
「ああ!勿論だよ!ただ、その前にそっちの魔物の素材を貰えないだろうか?」
「構いませんよ。私達は素材を必要としていませんから」
「ありがとう!よーしみんな!今日は梓さんに沢山土産を持って帰れるぞ!」
(梓、全く聞き覚えのない名前だ。無名のプレイヤーかはたまた本名でのプレイをしないタイプのプレイーか)
「仁さん。ヴァルキリーのこと、どう思う?」
「どうって、やばいだろ。ヴァルキリーはまだ雑魚エネミーの分類だからまだしも、ボス格のエネミーと古代の奴らが出てきた暁には裸足で逃げ出すぞ?」
「仁さんでも倒せないの?」
「俺一人ならまだどうにかなる可能性はあるけど、戦闘に巻き込まれた奴はお前含めて確実に死ぬし、そいつら庇いながら戦うとなると俺も死ぬかもしれん」
「じゃあ私が民間の方々の避難を優先してできるだけ早めに退避したらどうなる?」
「ヤバイ奴のターゲットが俺に固定されるんならどうにかならんくもない、かもしれないかもしれない」
「リスクは高いって事?」
「ああ。てか民間人放置で逃げるのがマスト。ゲーム時代と違って痛みとかがある以上上手く戦える自信がないから戦うのは全力で避けたい」
「……。わかった。もしその時が来れば逃げる事を優先する」
その真衣の言葉に少しだけ目を見開く。
それでも助けたい何て言われると思っていたので不意をつかれた仁は思はず聞き返す。
「良いのか?てか見捨てる勇気お前にあんの?」
「うん。流石に死にたくはないし、仁さんに死んでほしくもないから」
「そーかい。そりゃ良かった。だからこそ、あんまり人と関わって情が湧くことがない様にしとけよ」
「了解」
「おーい!…はぁはぁ、こっちはやること終わったんで、お二人を俺達の避難所に案内します!」
「んー、よろしく」
集落に向かう道中自己紹介があったが、興味のない仁はそれらを殆ど聞き流した。しかし最低限プレイヤーの情報だけはちゃんと聞き取っていた。
集落にいるプレイヤー11人の内4人は世界改変後から参入した者達であり、レベルは平均5程度、残り7人の内レベル100を超えたプレイヤーが二人にレベル50以上が二人に残りの三人がレベル50以下。
梓と呼ばれていた者は生産職のレベル100越えプレイヤーであり、もう一人のレベル100越えプレイヤーは戦闘職だが主に集落の護衛に当たっているらしい。
集落の規模は50人程度で老人が少ないが15に満たない子供が20人近くいるらしい。
「つきました。この木の柵壁の中が俺達の避難所です」
(住宅地の一角を木の柵壁で囲ってんのか。材料の木はどっから持ってきたんだ?まさか山まで行って切ってきたのか?)
インベントリからアイテムを出そうと思っても一度も成功した事が無いのでゲーム時代の素材では無いだろうと考えるが、3分も歩かないうちにエネミーに接敵するこの世界では大きな丸太を大量に市街地のど真ん中まで持ってくる事は難しいだろう。
「おーい!俺達だ!帰ってきたから門を開けてくれ!」
「わかったー!」
木で作られた門がキィィという音を立てて開かれる。
「お帰り!欠員はいなかったか!?」
「うん、この人達のおかげでね」
「この人達…?」
「そう、こっちの女の子が真衣ちゃんで、こっちの男の人が仁君。二人ともレベル100越えの強いプレイヤーで、危ないところを助けてもらったんだ」
「そうだったのか!ありがとう!本当に、ありがとう!」
「いえいえ、お構いなく」
「んじゃあ本田さん、俺達は梓さんのところに行くから」
「おう!お前達の元気な顔見せてやれ」
「うん」
本田という40代程の頭にタオルを巻いている男は、最後に仁と真衣にお礼を言い持ち場に戻る。
暑苦しそうなこの男に苦手意識を覚えた仁は(こーゆーのが多い集落だったら最悪だな)と考えつつ少しだけ重くなった足をめんどくさげに動かして一行の後に続く。
周囲の家より一回り大きい新築の家。そこのリビングに通されてから少しの間待つと、やがて二人の男女がやってきた。
一人は赤い髪を持つ目鼻立ちの比較的整った高校生程の青年で、もう一人は黒髪をボサボサにしてくたびれた顔をしているメガネをかけた女だ。察するに恐らくこの女が梓なのだろう。
「初めまして、プレイヤーネーム[YUZI]で活動していた[齊藤悠二]です。今日は内の者達の危ないところを助けていただいた様で、本当にありがとうございます」
そう言って頭を下げる悠二に「いえ、お構いなく」と真衣が返す。
「是非、お礼をさせていただきたいのですが…その前に仁さん。貴方はゲーム時代PKをしていた[ジン]なんですか?」
「ジンって名前でPKしてるやつなんて沢山いそうだけど…まぁお前さんが考えてるジンだろうな、俺は」
「そうですか。どれ程の人格改変を?」
「安心しろよ、この集落の奴等を殺すつもりはねぇから」
その言葉を聞いた後に悠二は女の方へ目を向ける。
「本当のこと言ってるよ。まぁ、格上相手だから私の魔眼も信憑性低いけど」
「そっか。わかりました。不快な気持ちにさせてしまったのなら誤ります。が、みんなを守るためにやっておきたい事だったので」
(生産職は偽物と本物を見抜くためとか素材や作品の出来を見るために魔眼契約をする人が多いって攻略サイトに書いてあったし、恐らく看破の魔眼か何かで覗かれたのか)
「別に良いよ、で?お礼してくれるんだよね?」
「ええ、俺たちにできることなら」
「ならさ、誰でもいいから強いプレイヤーの情報をくれない?もしくは力を見せびらかして好き勝手やってる連中の情報でもいいよ」
ゲーム時代ではレベル150のプレイヤーもそれなりの数いたのだが、これまで数百人程の人間にあっても覚醒者は愚かレベル100に達しているプレイヤーすら殆ど居なかった。
それ故、強いプレイヤーがいたら捕まえて次に茜に絡まれた時の避雷針にしようと考えている仁は少々焦りを感じていた。
「えっ……。す、すいません。知りません」
「へぇ…。じゃあ君はどうなのさ?ゲームのエネミーが跋扈する強さこそが正義のこの世界で、レベル100を超えた力を持つ君はどうなんだい?」
『お前は強いのか?』という事を聞きたかった仁だが、『力を使って好き勝手にしているのか?』と聞かれたと考えた悠二は困った顔を向けて否定する。
「俺は、レベルが106なのでそんなに強くないですし、何より気が強い方ではないので…その、みんなを守ることに手一杯で、毎日胃を痛めるばかりでそんな余裕は…」
(つまんねぇ奴だな。ゲーム時代は初心者講習でもしてたのか?まぁいいや)
レベル106では話にならないのですぐに興味が失せた仁は強いアイテムを作り出せるかもしれない梓に視線を向ける。
「そっちのあんたは?生産職なんだろ?今まで出来なかったことが_」
「私を見てそういうふうに見える?アンタと違ってこの世界楽しむ余裕なんてないの」
「ちょっ!梓さん…!」
(まぁ確かに、このボサボサ具合、相当苦労してんだろうな)
「そりゃ悪かった、いや何、聞いてみたかっただけだよ」
「別に謝らなくてもいいよ。初めの頃は胸が躍ったのは本当だしね。それで、他にどんなお礼が欲しいとか無いの?」
「飯、風呂、住居、洗濯」
「ま、それくらいよね」
この世界で金はほぼ意味を持たず、日用品等はそこらの家から盗めば大抵は事足りる。故に、お礼と言うと大抵この辺りに帰結する。
「真衣はなんかあるか?」
「こことは別の集落の情報が有れば欲しいですね」
「確かにそれも必要だな」
「集落の情報ねぇ」
「あーそれなら、仙台火力発電所に大規模な避難所があるらしいですよ。ここ、名取市からも近いですし、どうでしょう?」
「はぁ…。ゆーじ君、君殺人鬼かもしれない奴に大規模な避難所を教えてどうするんだよ。第一、そこは私たちが救援要請している場所じゃんか、この人達に潰されたらとうとう私達の命運も尽きちゃうよ?」
「みんなを助けてくれたって聞きましたし、悪い人じゃないですよ。多分」
「じゃあジンに聞くけど、力を使って好き勝手にしている人を探し出してどうする気なんだい?」
「殺すか捕まえる」
「え、えぇ…」
「ほら、その人達のおかげでもしかしたら生活ができている人がいるかもしれないのに即答で殺すだ。やっぱりヤバイ奴じゃ無いか」
看破の魔眼くらいいくらでも偽装できるのに何故馬鹿正直に言ったのかは定かでは無いが、おかげで二人の警戒心が無駄に高くなった。
そんな仁にジト目を向けたくなる気持ちを抑えて真衣がフォローをいれる。
「別に、仁さんは問答無用で人を殺すつもりは無いですよ?その人が力を持たない人を苦しませているのなら、お灸を吸わせて、後は力無い人達をちゃんと別の余裕のある集落まで護衛してますし」
「ほ、ほら。やっぱり良い人たちですよ!」
「どうだか」
「ちょっ!何でそんなに敵意剥き出しなんですか!?」
「だって私、ジンのクソ野郎に大量の物資奪われた事あるもん」
アバターとプレイヤーが一体となることで起きると思われる人格改変。プレイヤーで有れば全員がおきるこの現象、PKされたことのある者で有れば殺された記憶を持つアバターの人格と融合することで加害者に多大な不信感を持つのは無理もないことだろう。
「あー。ごめんなー」
「て!適当だな!」
「だってPKもゲームの楽しみ方の一つじゃん」
「てめぇこら!私達がみんなで一週間かけてコツコツ準備して!みんなで一斉に有給取ってその一日に全てをかけてやっとの思いで攻略したダンジョンのアイテムの数々を!殺して呆気なく奪い取ったクソ野郎がいけしゃあしゃあと言ってくれるなぁ!こらぁ!!」
「悪かったって」
「悪いと思うなら私達を発電所まで連れてきなさいよ!!」
「えぇ〜」
正直全く悪くないと思っている仁からすればそんな七面倒臭いことやりたくはない。
「仁さん、面倒くさいからと言う理由で断るのは酷いと思うよ」
「かしかにクソ面倒いからやりたくないって理由もあるけど、アンタらこの近辺にヴァルキリー出たの知ってんだろ?ヴァルキリー程度ならまだしも、神々の名前を持つエネミーや古代属性の奴等が出てきたら、悪いけどアンタ等の事見捨てるよ?」
面倒くさい。という理由よりも集団行動はリスクが高いので請け負いたく無い。そしてそのリスクは梓達もわかっている事事なので仁の言葉に言い返す事ができない。
「……。」
「梓さん。あんまり無理言っちゃダメですよ」
「それでも良い」
「え!?何言ってるんですか!?」
「もしかしたら日に日に強いエネミーが世界に追加されてるのかもしれないし、このまま応援を待ってたらいつかこの集落が直接狙われるかもしれない。それに何より、あのジンが手に負えないエネミーを倒せるほどの戦力を発電所が出してくれるとは思えない。…だからお願い。私達を発電所まで連れて行って」
「私は構いませんよ。仁さんはどう?そんなにやりたくないの?」
「やりたくない。やりたくないが、この世界で悪評広げられんのも嫌だしなぁ。最悪逃げても良いなら受け持ってやるよ」
「本当!?」「本当ですか!?」
「ああ。だからもうネチネチネチネチPKのことを言うのはやめろ」
「わかった。もう多分言わない。言うかもしれないけど」
「もう良いやそれで」
(さて、古代属性の奴等に見つかったら此奴等を囮にして逃げるか。移動速度は遅くなるだろうけどどのみち一日ありゃ着く距離だろうし、よく考えたら此奴等と一緒の方が安全だ)
なんて言い訳をする様に考えを浮かべる。
「それじゃあできるだけ早めに準備をしましょう!主発は何時ごろがいいですか?」
「雨の日じゃなけりゃいつでもいいや。あ、でも。あんまり遅いとアンタ等置いてどっか行くから、そんなに時間はかけるなよ」
「わかりました!あ、じゃあとりあえず出発の日まで仁さん達に泊まってもらう家へ案内しますね!」
「お願いします」「んー」
それから、家への案内を終えた後集落の色んな場所に案内された後ちゃんと調理したご飯を振る舞われ、梓の魔道具の数々によって風呂にも入ることができた。
人と交流し、ちゃんとした料理を食べ、温かい風呂に入り、エネミーの警戒をせずに寝床につく。そんな元の世界では当たり前に行う事ができていた事を久しぶりに行なえたことに、仁と真衣は内心ではあるが仕切りに喜んでいた。
「仁さん」
夜、仁の部屋を訪れる真衣。
ほぼ毎日やる事なので特に気にした様子もなく仁はベッドから起き上がり服を脱ぐ。
「いくね」
そう呟いた真衣に反応する声はなく。慣れた動作で仁の心臓が貫かれる。
そこから予想される出血はなく、魔剣が血ごと仁の生命力を吸っている様に見える。
(いってぇ!!何度やってもいてぇもんはいてぇーなクソが!)
ゴリゴリと削られるHPを眺めながら治癒効果のある魔法を自身にかける。しかし、木の根を地面に潜らせ大地から生命力と魔力を吸収する仁の特技も部屋の中ではできないので一歩間違えると仁の生命力が全損する。
そんな状況が5分程続き満足したように魔剣が鼓動した時点でその剣を抜く。
「ありがと」
「おう、気にすんな」
「……仁さんってよくわかんない人だよね」
「は?どゆこと?」
「傍若無人な振る舞いするし、偶にだけど人殺したがるし、人助け反対みたいな反応する割には、何だかんだ人を助けるし今日だってここの人達を助けることにしたし」
「いやいや、今日のはあれだよ。古代属性のエネミーに襲われた時ここの奴等を囮に使えるなと思って了承しただけだよ」
「本当に?」
「何で疑うんだよ」
「何となく。女の感ってやつかも」
「ガキが何言ってんだ。用が済んだんならもう寝ろ」
「はーい」
そう言って目の前のベッドに飛び込む真衣に呆れつつ口を開く。
「おい何で俺のベッドに寝っ転がるんだ」
「何となく。ほら私まだ子供だし、甘えたい年頃かも」
「はぁぁ……。いいか?ガキとはいえお前も女の子だ。もっと_」
「ろうそく消してー」
「……。」
もう何もいえず諦めて蝋燭を消して自分もベッドに入る。
「腕枕」
「はいはい。全く、お前さんいつからこんなに甘えん坊になったんだ」
「静かにして」
「……。」
(可愛くねぇ奴だな、俺お前の父親でも何でもないんだけどなぁ!?)
「あ、おやすみ」
「うい、おやすみ」
その言葉を最後に2人は眠りについた。
世界改変後の真衣のステータス。
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名前:逢坂真衣 レベル:136 偉人レベル:5
種族:ヒューマノイド 性別:女 状態:束縛の呪い
属性:善
生命力: 3,503,647
保有魔力量: 2,986,656
筋力:S
魔力:A +
耐久:C
対魔力:A
俊敏:A +
運命力:F
カルマ値:450
【固有スキル】
[存在解放][鮮血魔法][魔剣解放][魔剣融合][破滅の調べ][其ノ終ワリハ艶ヤカニ]
【称号】
[魔剣と踊る者]
【装備】
[魔剣:ダインスレイフ]
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[属性:創作]
未来の人間が救済を求めて創造された機械仕掛けの神々とその従者。
主を無くした彼等は、せめて主が苦しまなかった世界線を目指し過去へと飛来した。
主の先祖を殺す事で、主が生まれない事で、主が苦しまない未来の為に。
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ここまで読んでいただきありがとうございます!!!
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