表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力回復はおにぎりで  作者: 金子ふみよ
第二章
7/49

姫崎見は調理する①

 休日。姫崎見は昼食の準備に余念がなかった。リビングのソファから兄のいるシステムキッチンに何度も何度も姫崎妙は視線を行ったり来たりさせていた。開いている女性ファッション誌なぞしっかり見ているわけではなかった。淡々と調理を進めている様子は平素と変わりはない。が、ここ数日どこか兄は普通とは違っていた。それもこれも思い出して見れば、変な時間に弁当を届けに来た日からである。料理の味付けが濃くなったとか薄くなったとか、激辛ブームの波に乗り遅れないようにし始めたとか、化学を駆使したエキセントリックになったとかそういうわけではない。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ