表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
魔力回復はおにぎりで  作者: 金子ふみよ
第五章

この作品ページにはなろうチアーズプログラム参加に伴う広告が設置されています。詳細はこちら

39/49

いざ出陣

 決戦当日。

 陣形を整える。それは古今東西どころか時代考証不明の異世界であろうと差異があるわけではない。軍がある以上決戦ともなればやみくもに突撃する悪手をする者などいはしまい。

 いくら敵が単体とはいえ魔獣である。しかも最強クラス。さらにはこれまでの作戦が失敗している以上、改めて戦略を立てなければならない。

 とはいえ、国軍にとって力強い味方が今回はいる。おにぎりである。異世界からの男子高校生は、ラワタにとって魔術以上に魔法をかけられると受け止められてもおかしくはない。仕掛けはないが種はある。梅干しの種も取ってある。食材と具材。それらによって魔力が回復し、魔術の効能が上昇し、魔獣が浄化される。これが作戦上欠くべからざる存在である、というのは言うまでもない。むろん、先陣を切るなんて愚策を提案する軍師がいるわけはない。おにぎりを携帯したフィフェティと元魔獣テバサ・キが先頭である。他もろもろの兵士たちが指令を受けて陣を担った、姫崎見には知らされることはなく。当然である。軍の問題である。彼自身知りたくもなかったが。その姫崎見は後方の陣中に。以上である。後方と言っても直近数メートルではない。魔獣がいると思われる森から数キロはある平原である。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ