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フィフェティ・パースペクティブは苦悶する
「オニギリが世界を滅ぼしてしまう」
悲痛な表情でようやくフィフェティは絞り出した。目を結ぶと、そのまま組んだ手に顔を埋めてしまった。
「お兄、この人何言ってんの?」
怪訝どころか姫崎妙は半キレ気味になった。
姫崎家のリビング。ダイニングテーブルを囲っているのは姫崎兄妹、そして甲冑を着たままのフィフェティ・パースペクティブだ。
現代日本の街に異世界の女騎士が来訪。姫崎見からすれば自身が異世界転移を経験している以上、これはまさに異世界転移&転移とか思ったもののそう言う発想がフィフェティっぽかったので発言を控えた(実際、後日フィフェティがライトノベルを読んで、「私は異世界転移転移をしたということか、ケンにしてみれば」と実際に言いのけて、姫崎見は重度の苦笑いさえしたのである)。




