表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
無限の魔法使い  作者: 志野 勇希
3.襲撃
57/223

20.新生活の買い物


次は皮屋さんだ。

まずは、アリスの解体してくれてたヘビの皮を3枚売ってしまう。

ヘビ皮の新製品に夢中なので、喜んで買ってくれる。

大銅貨9枚になった。


皮屋で、靴を購入。

まともな靴は、皮だけで出来ているのではなく、

下側は木で出来ており、皮が接地しないので、長持ちするようだ。

それに、地面側が木なので、尖った物なんかを踏んでも痛くない。


あと、革も硬い物で出来ていて、靴の形に近い形になってる。

紐でしばるので、ある程度の大きさはカバーできるようだ。

子供用を4つと大人用を2つ購入する。

靴は、大人用も子供用も手間は一緒という事で、銀貨1枚で計銀貨6枚だ。


次はケニー商会に行って、ヘビの頭を3つ売る。

ケニー商会では、塩を売っているので、これを壺2つ分購入しておく。

ケニーさんの所の塩は、他よりも安いらしい。


あと、薬剤の調合セット的な物も売ってたので、これも購入しておく。

薬剤師が使う基本道具らしい。

塩は計大銅貨2枚、薬剤セットが銀貨2枚だった。


次に、雑貨屋に行って、かご付き背負子を購入する。

さらに、食用の植物油とビネガー、それに蒸留酒を購入する。

蒸留酒は料理に使えるのでそれ用だ。

茶色いので、ウイスキーかブランデーなのかな?

あと、部屋が広がったので足りなくなったオイルランプを数個購入

オイルランプ用のオイルも追加で購入しておく。

雑貨屋では、銀貨1枚使った。


背負子を背負って、露店を周り野菜をいろいろ仕入れる。

タマネギ。ジャガイモ、ニンジン、セロリ、キュウリ、トマト、キャベツ、レタス、

ブロッコリー、モヤシ、ホウレンソウ、ダイコン、カブ、サツマイモ、

シメジっぽいキノコなんかを手当たり次第に、大量購入していく。

あと、粉物のライ麦、小麦も購入

背負子をダミーにどんどん亜空間に収納する。

野菜は銀貨1枚分だったんだけど、かなり大量に購入する事が出来た。


少し散財しすぎた反省も含めて、背負子の中に装備を3着分ほど詰め込み、

冒険者ギルドに戻ってこれも売ってしまう。

重いので、あまりに数になると違和感が出てしまうから、

俺の背負えるギリギリの数にした。

1セットで、大銅貨1枚と銅貨2枚で売れた。


手持ち

銅貨 : 27枚

大銅貨 : 27枚

銀貨 : 10枚

大銀貨 : 23枚

銅貨100円換算で、242万9,700円になった。


今日は、いろいろあったので完全に、お昼ご飯を食べるのを忘れてた。

お腹も空いたので、早く家に帰ろう・・・。

倉庫に行き、亜空間を通って地下部屋に帰る。

「ただいま。」

「おかりなさい。」

アリスと、ミーアが机に向かって勉強してた。


「いろいろ買ってきたよ。

アリスとミーア勉強中で悪いんだけど、ベッドを作ってほしいんだ。

いいかな?」

「うん。いいよ~。」


俺は、綿のシーツを4枚出し渡して、

「これを、今のベッドの上から覆って貰っていいかな。」

「は~い。」

麻布直接だと、結構チクチクするんだけど、綿だけだと、

葦の端とかが飛び出て来そうだったので、上から覆うようにしてもらう事にする。

これで、睡眠が良くなるはずだ。


「マディ。お昼ご飯を食いっぱぐれたんで、軽くなにか作ってもらえる?」

「はい。かしこまりました。」

「あと、いろいろ野菜とか買って来たので、キッチンに出しておくね。

あとで、片づけて置いて。」

買って来た野菜や油やお酒など次々に出して並べて行く。

「まあ!こんなにも!」

「腐りそうな物は言ってね。俺の亜空間に入れておけば日持ちするので。」

「はい。」


「リル。お土産です。」

「え?」

薬剤師用のセットを渡す。

「これって・・・薬剤の調合道具!」

「うん。薬剤いろいろ教えて貰いたいから、道具だけでも買っておいた。」

「はい!私の本業ですから、これ・・・すごいうれしいです!」


「あと、これも買って来たんだけど。」

裁縫用の道具とか糸とかを出す。

「裁縫用の道具ですね。綿布もあるんですね。ほしかったんです助かります。

いろいろあるので、布が必要だったのです。」

「ほかにもいろいろ買ってるけど、足りなさそうな物があったらいってね。」

「はい!」

リルは、踊りだしそうに上機嫌に薬剤セットを確認してる。

やっぱり本業が出来るのは楽しいんだ。


「あと、全員分の服を買って来たので、今日お風呂に入った時に、

着替えるように言っておいて。」

「服ですか?」

「うん。綿の服を全員分、洗い替えも含めて買って来たので、これ着替えておいて。」

「綿服ですか!」


「今日、それなりにお金稼げたので、肌触りのいい服に変えようと思ってね。」

「はい。ありがとうございます。」

「渡しておくので、後で配ってあげて。」

俺はみんなの分の、服を出してリルに渡しておく。

靴は、玄関ホールにそれぞれ分を出しておく。


「魔法使い様。お食事の準備が出来ました。」

「ありがと。すぐ行くよ。」

俺はリビングで、食事を取る。


スープはしょうがの香りが少しし、ヘビの臭みも無くなって、

塩だけのシンプルな味付けだけど、おいしくなってる。

メインのヘビ肉の焼き物は、ニンニクが効いて悪くない。

パンもスライスした後、ニンニクのすりおろしを軽く塗ってるのか、

ニンニクの香りがしておいしい。

なかなか満足行く味だった。


後は、こんなにニンニクを使って、地下部屋が臭くならない事を祈るだけだ。

それは、身を持って体験してもらって、今後の改善につなげて貰おう。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ