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無限の魔法使い  作者: 志野 勇希
5.魔法使いのお店
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3.冒険者ギルドへの報告(3)


「ギルドマスターは、俺の事を王国に報告しておいてください。

大銀のハルトが魔法使いの可能性ありとでも。」

「そんな事すると、冒険者ギルド側にお前の召喚や捕縛などの命が下るぞ。」

「それは、断ってください。魔法使いに対抗できる訳がないとかなんとか言って。」

「なるほど、それならギルドが責められる事はないが・・・。」

「もう、どうせバレるんで、冒険者ギルドが責められる必要はないですから・・・。

被害少ない方を選択してるだけです。


あと、報告内容は最低限にしておいてほしいです。

俺の事は、大銀になった経緯と、指名依頼の盗賊絡みの話だけにしてください。

露店と俺の関係、ケニー商会との関係、クシェル達との関係も

報告しないようにしてください。」

「・・・分った。そっちはそのように報告しておく。お前はどうするんだ?」

「どうもしないですよ。今まで通りに生活します。

ただ・・・それを邪魔する奴がいるなら排除するか・・・面倒そうなら逃げます。」

「・・・。」


「ハルト、この機会だ・・一つ聞きたかった事があるんだが・・。」

ギルドマスターが姿勢を改めて聞いて来た、

「はい?なんでしょう。」

「町で、大量の殺人があった時に、証言では3人ほど人が消えている。多分被害者だ。」

「ええ。3人共保護して、俺の仲間として働いて貰ってます。」

「・・・よかった。マディの親には昔少し世話になってな。」

「そうだったんですね。マディも元気・・・どころか、

今はやる気ありすぎて、体調崩すんじゃないかと心配になるくらい楽しんでますよ。

露店の料理の主担等はマディですしね。」

「そいつは、よかった・・・そうかマディが料理を作ってるのか、そいつは食わねえとな。」

「マディはこっちには来れませんから、会う事は出来ないですけどね。」

「まあ、それでもいいさ。元気だと分かって安心したよ。」


あ。。そうだ、あれは聞いておかないと。

「そういえば、露店の許可はどうなりました?」

「ん?ああ。露店の許可は取れたが営業時間は、

ギルドの飲食店の営業が始まる16時までになっちまった。」

「16時までですか・・・。大丈夫です。

酒飲んでるやつらに売るつもりは無いので、それくらいの時間までの方が都合いいです。」

「ん?酒飲んでるやつには売らないのか?」

「そうですね。予定ではその時間までには完売しているだろうし、

酒飲んで絡んでくるような奴は相手にしたくないんです。」

「そういう事か。」

「じゃあ、露店は早ければ明日からでも開けれるって事でいいですよね?」

「ああ。いつからでも営業してくれ。

始めた時にはひと声だけかけてくれたら、俺も食いにいく。」

「了解です。明日の早朝から開始する予定です。」


あとは、あれかな。

「指名依頼の指示書、貰えます?早めに渡しに行った方が、

移動する人間の説得が楽になるはずなんで。」

「分った。今書くからちょっと待ってろ。」


ブラントさんが、言い難くそうに、

「ハルト・・・俺も行きたいんだが。」

「う~ん。魔法で一気に行っちゃおうと思ってるんですけど・・・まあ仕方ないか。

貸一つですよ!」

「・・・ああ。」

「嘘ですよ。フランシスもきっと挨拶したいだろうしね。」


ギルドマスターが、書類を書き上げ俺に渡す。

「出来たぞ。」

「ありがとうございます。ブラントさん、準備が出来たら俺の倉庫に来てもらえますか?

念の為、装備とかはしておいてください。

向こうに付いたら戦闘中、なんて事ももしかしたらあるかもしれませんから。」

「ん?」

「レスリー派と戦ってるなんて事があり得るんじゃやないかと、思ったりしてます。」

「なるほどな。分かった、準備したらそっちに向かう。」

「お待ちしてます。」


俺は、そのまま家に帰る。

「ただいま。」

「おかえりなさい。」


クシェルに聞いたのか、アリスやジャックも解体をやめて、

リビングに集まってた。

「急なんだけど、明日から、露店の営業が出来るようになったので、よろしくね。」

「明日ですか!突然ですね。分かりました、準備始めますね。」

マディは、下ごしらえがあるので準備が大変になるのだ。


「ごめん・・明後日くらいからの方が良かった?」

「いえ、大丈夫です。今から準備すれば間に合いますので。

クシェル!アリーヤ!ファギー!急ぐわよ!」

「はい!」

マディはもう完全に仕切ってるな。

任せておけばいいか。


あと、お土産もあるので俺もキッチンに入って、机の上に海産物と塩を置いて行く。

「ウィダスで手に入れた食材だから、片づけておいて。」

「はい。ありがとうございます。」


あとは、洗い場に行って、大量に奪い取った装備品を出していく。

「リル。洗い場に奪った装備をとかを置いておいたので、

時間のある時にでも洗っておいてもらっていいかな?」

「はい。かしこまりました。」

これは、洗って貰ったらギルドに売ってしまう。


次は、露店を出すために必要な物を作って行こう。

倉庫に移動して、ブラントさんが来るのを待ちながら屋台を作って行こう。


バーベキューをするので、雨降った時に困らないように屋根が必要だ。

それに、この倉庫にから毎日移動させるので下は荷車型にするので、

昔のラーメン屋さんの引き屋台みたいなイメージだな。


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