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その時・彼は眼覚めた

少年は眼を開いた。

天国でも、地獄でもどっちでもいいやと思いながらだったが、彼の希望の色は無くなった。

白い天井。

ありがちな奴だ。眼を覚ましたら白い天井。

左右を見回すとやはり医療器具が並んでいた。

病院だ。

死ねなかったのか。そう思うと、またあの虐待といじめを耐えて生きないといけないのかという、嫌気がさした。

少しすると看護師さんが来て、ほっとしていた。

母や医者も来た。

母は泣いていた。そして医者はおどろいていた。


話によると一週間寝ていたらしい。

不思議なことも聞いた。

動脈が切れていたにもかかわらず生きていたこと、

出血が致死量を明らかに超えていたこと。

奇跡だと言っていた。自分にはその奇跡があまり信じられなかった。

自分にとっては奇跡というよりかは、生きたくないのに生かされる地獄だった。


母は自分にものすごく謝り自分がしっかりすると言ったので許してあげた。

こんな簡単でいいのかと思ったが、母が居ないと自分も大変なのだ。


身体検査も終わり何事も無かったので、少年は退院した。

だがその次の日変化が起こった。

背中が内側から押し出すようにものすごく痛いのだ。

背中全体がものすごく痛い。

母が急いで病院へ連れて行ってくれて検査をしたが、異常は全くない。

家に帰っても痛さで眠れない。

寝たと言っても気絶していたような物であった。


そして3日が過ぎた。痛みは増していき背中が破れそうだった。

そして、彼は・・・

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