その時・彼は消えようとした
自分のひどい妄想から製作。
人生が狂ってしまった。もう死のう。
こんなことになったハジマリは父親のせいだ・・・
自分が小4の時父が死んだ。
母は精神的ストレスで狂い始め自分を痛めつけることでなんとか完全に狂ってしまうのを押さえていた。
これは虐待。
体には特に背中には痣が大量に付いていた。この頃からプールに入らなくなった。
内気な性格になっていく自分。ふとした日事件は起こった。
教室で取っ組み合いをしていた馬鹿が二人。
やり合ってるうちに俺に突っ込んできたのだ。
ここまでは良かったのだがそこからがいけなかった。
自分の右眼の黒のカラーコンタクトが外れたのだ。
なぜカラコンをしていたかって?
自分は左右の眼の色が違うオッドアイなのだ。
左眼は黒、右眼が金色なのだ。
これは父親が金色の目をしていたらしいからである。
実際カラコンを付けていたのか、金色の眼を見たことは無いが・・・
いじめる対象のできた奴らは俺をいじめる。
蹴る、殴る、悪口、暴言、数え切れないほどやられた。
5年生の時から中学に進学してからもそうだ。
もう人生がいやになった。体と心が痛まない日は無い。
いじめを逃れて学校を休むと家で暴行。虐待を逃れて学校へ行っても暴行。
もういいんだ。
母が出かけてすぐ、自分は左手を氷で冷やし始めた。
自分は一つだけ死ぬ前にやってみたいことがあった。
理科の授業で習った、動脈を切ると血が噴き出す。
死ぬのにもいいと、やってみることにした。
感覚がなくなり、よしっと思い包丁で腕に切り込みを入れ、
動脈を引っ張り出した。
そしてついに、
プチッ
音と主にプシューと血が噴き出して行く。
貧血のようなめまいに襲われ、ベランダの方に倒れ込む。
空を見上げると、黄金色の光が一直線に落ちてくる。
いや、それだけじゃ無い。
黄金色と漆黒の光が混ざりきれずに降ってくる。
そして、自分の中に降り注いだ。
体がショックを受ける。
そこで意識が途切れた。
カベと、自分の周りは血の池になっていた。
次回は光の正体が明らかに?!
不定期更新!