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異世界転生したら七つ子の竜人(ドラゴニュート)兄弟だった  作者: エディ
第6章 (仮題)ドラゴニュート兄弟とゴブリン村
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267 ネームドモンスターとは?

前書き



 今回は短いです。

 2千字にもたどり着けなかったー(´・ω・`)

 目指すは頭脳労働者の勧誘。

 前回の狩りの旅では、装備品に身を固めたゴブリンをミカちゃん1人で倒していたけど、あの時倒したゴブリンはちゃんと肉を剥いだ後、アンデット化してスケルトンにしておいた。


 それを13魔将がいる第二拠点に漬け込んでおけば、あら不思議。


「村は、コ、こちらです、ス。イ、偉大なる、ア、主よ……」

 ダークスケトンになって、耳障りな声とは言え、ちゃんと日本語を話せるようになっていた。


 アンデットには生前の記憶が残っている上に、ダークスケルトン化したことで、ただのスケルトンより頭がよくなっている。

 目指す頭脳労働者がいる村がどこにあるか、ダークスケトンが覚えているので、こいつに道案内させればよかった。


 そしてこのダークスケルトンのおかげで、ゴブリンの村でリゲルという名のゴブリンが鍛冶師をしていることも分かった。


「リゲル、名前持ち(ネームド)のゴブリンか」

「ネームドモンスターってことは、ゲームだった普通のゴブリンより強いよな」

「リ、リゲルは、ア、頭がいい。でも、ツ、強くない」


 相変わらずミカちゃんはゲーム気分だけど、強くないと聞いて興味が若干削げた様子。


「しかし名前を持つと、普通のモンスターよりどこかしら性能が良くなるわけか……ふむっ」

 この情報は新しいね。

 僕としては少々気になるところだ。


 今まで作ってきたアンデットにはほとんど名前を与えてないけど、13魔将やシャドウにはちゃんと名前を付けてやった。

 まあ、付けた名前は識別番号以外の何物でもないけど、それでも名前がついてる分、他のモンスターより強くなっているのだろうか?

 あるいは、何かしらの能力が高くなるのかな?


「この世界の仕組みが気になるところだね」

 僕としては、この世界の(ことわり)を利用して、ぜひとも頭脳労働者をさらに確保したい。


 ネームドのもつ戦闘能力?強さ?

 いやー、僕はミカちゃんみたいなゲーム脳ではないので、そういうものは求めてないから。

 それより文明化に役立つ、頭脳労働者を増やすための方法が気になるね。

 第二拠点にしても、ドナンやシャドウはいるものの、全体的に管理職が不足しているし。


 フフフッ、もしかすると名前を付けてやれば、文明化を推し進めるのがさらに楽になるんじゃないかな~。


 ――ジトー

 なんて考えてたら、ミカちゃんが露骨に僕の顔を見ていた。


「どうしたのミカちゃん?」

「ブラック労働ノー。定時帰宅、お家に帰るのは人間の義務!」

「なるほど、労働時間を最初から24時間にすれば、帰宅する必要もなくなるね」

「なんでそういう方向に考えるんじゃー!」


 僕の顔が、ブラック企業経営者の顔にでもなってたのかな?

 単に労働力の事を考えていただけなんだけどなー。


 頭脳労働者でも24時間労働してくれるなら、それはそれで僕的には凄く嬉しいなー。

 ドナンなんて、アンデットのダークエルダーリッチだから、24時間労働しても疲労を全く感じない体と脳みそになってるし。

 超過労働しても、全く問題なく働ける、優秀な労働者だよ。


 なお、『アンデットはとっくに脳みそが腐ってなくなってるだろ!』なんて野暮な突っ込みを、ここでしないでもらいたい。



「アイエー、なぜか全身に寒気を感じるー!」

 なんて考えてたら、ミカちゃんが勝手に鳥肌たてて、体中をかきむしり始めていた。


「ミカちゃん、どうしたのー?」

「背中も痒い。レオン、手が届かないから掻いてくれ」

「分かったー。あ、大きな毛虫が付いてるよ」

「ノワー、んなもんさっさと取らんかー!」


 鳥肌の原因は毛虫か?

 まあ、ミカちゃんがすることなので、いちいち突っ込む必要ないね。


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