5/30
もしも切れ痔が 癒えたなら
もしも切れ痔が 癒えたなら
思いのすべてを クソにして
便器に吐き出すことだろう
下痢の時には 雨のよに
調子のいい日は マキグソ作り
座るときには 晴れやかに
だけど他にも 持病がある
糖尿病という 持病がある
瞳はいつでも 半開き
もうじき意識が 遠ざかる
アーアアア アーアアア アーアアー
余命3ヶ月
[作者のライナーノーツ]
この詩は、あのダチョウ倶楽部の上島竜平さんのそっくりさんでもある俳優の西田敏行さんが歌った「もしもピアノが弾けたなら」の2007年リメイク用として作詞させていただきました。
悲しいニュースが続く現代の日本において、忘れかけていた何かを思い起こさせてくれるそんな優しい情感がつまった詩になりました。(大嘘w
この詩を読んでくれるみなさんが何かを感じとっていただけたら幸いです。
───すべての人が、平等に幸せになれますように。
これは私からの小さなプレゼントです。