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「な、何なんだよ………」



驚きを隠せない青年。


「い、意味がわからねぇよ………巨人だと?ふざけんな…」



さっきまでの青年とは打って変わって真剣な表情である。


「こんな中を生き抜けってか……?そんなことできるのか…………?」





テレビではまだ中継が続いている。


――『な、何だったのでしょう………あ、あれ…あれ見てくださいっ…』


指差す先は先程の闇。すでに巨人の身体は飲み込まれている。

そこから巨人に比べたら小さいが、実際は4、5mありそうな体つきをした人型の物体が出てきた。


それに一体だけじゃなかった。

そして闇から溢れ出るようにして現れる者達は岩や砂によって構成されていた。


まるでRPGなどに出てくるゴーレムのようだ。



その土塊達は富士山を駆け降りていた。中には転んで砕け散る者もいたが、そんなのを気にする者はいない。

一体のゴーレムがズームで映し出される。


全くの無表情。身体はすごいゴツゴツしている。

もし岩が人間で言う筋肉なのであればこのゴーレム達はものすごいマッチョである。



突然そのゴーレムは走りながらこっちを見る。


その顔はところどころひび割れており、そのひびが皺に見えたりもする。

ゴーレムには目が無く、本来目がある場所は空洞で中は真っ暗な闇が広がっている。

その闇を見ていると、だんだん引き込まれていくようだ。


そう、徐々に…………




青年の意識はそこで無くなった。


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