依頼に関して(ギルド)
依頼受注に関して事細かに記す文。
◇依頼受注の流れ
掲示板に張り出されている依頼書を持ち受付まで持っていき、受注条件を満たしているか、冒険者ランクや実績による信用度を確認。報酬受け取り条件の確認、環境対策の確認、狩猟対象や危険生物の確認、最後に結果報告の指定日時の確認または日程を指定する(依頼者によって決めていないものもある)。
以上の項目を通過して受注完了となる。
◇依頼難易度や特別受付
依頼には種類と難易度が8段階に分かれており、種類ごとに掲示板が異なる。
冒険者や職業問わず受注可能な依頼は星の模様、その数で難易度が記されている。例外をのぞき魔物と対峙することはないタイプのお使い程度の依頼掲示板。一人でも10歳から受注可能。
魔物と対峙する狩猟依頼は剣模様の数が目安となる人数。詳しくは魔物狩猟に際しての規約を参照。
最後は調査依頼。調査依頼は3種類に分かれており、収集調査に区域調査、異変調査となっている。詳しくは調査依頼に際しての規約を参照。
■ 魔物狩猟に際しての規約
領地外へ赴き魔物を狩猟する際に、冒険者にはギルドからの規約に従って頂く。その要項を下記に記す。
◆魔物を討伐、狩猟する際には必ず死体の駆除及び事後処理を行うこと。技術を持ち合わせていない場合、ギルド専属の護衛を付ける。
◆魔物の素材はギルドが認めた部位のみ鑑定可能。武器防具に加工するのも同様である。
◆魔物の部位破壊を行い、ギルドが認めた部位のみ持ち運び可能。鑑定や加工する際に規約外の部位を持ち込んだ冒険者には相応の罰金、及び、ギルド専属の護衛の元に半年間監視下に置かれる。
◆国直々の依頼を受注し魔物と対峙する際、その責任は個人ではなく国が負うものとする。
◆冒険者役職に基づいた武器以外を狩場に持ち込む場合、相応の理由と役人の許可を得たもののみ認められる。
◆冒険者の実力が明らかに足りず、圧倒的不利な対象と接触した際は、プレートの緊急転送魔法を使用することを義務付ける。
◆狩猟後、武器防具の点検を怠らないこと。週一日、ギルドの点検所にてメンテナンスを行うことを義務付ける。
◆血液中からイガシロンが不足した場合、無理な行動を控え迅速に休養を取ること。対処のしようがない場合、プレートに備え付けの緊急転移魔法を使用することを義務付ける。
◆偏った種、また大量の狩猟、討伐を行う際は事前に伝達し、許可証を得てから行うこと。反する行動をした場合、相応の罰則、及び、取得した魔物部位を没収する。
以上九項を守り、人々を守る偉大なる冒険者となることを切に願う。
■ 調査依頼に際しての規約
依頼指定区域の調査は三種類に分けられる。調査依頼では目的以外の素材や情報を持ち帰ることを、ギルドから許可している。
◇収集調査
区域内に存在する植物や鉱石、魔物の素材を収集する依頼。目標数値だけ素材が集まり、納品と報告を終えれば満了となる。予期せぬ魔物と遭遇した際はその容姿や特徴の報告も可能な限り行うこと。
◇区域調査
未踏の地や疎かになっていた区域の地形を調査する依頼。ギルドから地形記録の担当を出しているので、その者を警護する形が基本。
パーティ内に変わりとなる者がいるならば、証拠実績を提出することで担当を借りることなく進めることも可能。
報告日時に影響がない限り道中の寄り道は許可されているが、完了次第ギルドに帰還することを義務付けられている。
◇異変調査
基本的に張り出されることはない依頼。一般人からの報告もギルドを介するため、殆どはギルド直々の依頼となる。
開拓された地で新たに発見された生物の狩猟、地形の変化などの調査が目的となる。
ギルド所属の優れた冒険者が必ず一人同行する。調査結果もその者が行う。