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新・私のエッセイ:1号館(No.1~100)

新・私のエッセイ~ 第23弾 ~ なつかしの『道徳の時間』 ~ おぼえていますか、この番組を❤️♪

 古い、昭和時代のお話です。


 皆さんの小学校時代にも、『道徳』の授業が、カリキュラムで組まれていたと思いますが・・・


 その授業の中で、TV視聴の時間がありませんでしたか?


 コレは、NHKが、全国の小学生のためにわざわざこしらえた番組でしてね・・・


 いろんなパターンがあったようなんですが、


 ぼくらが小学校高学年のときに、よく授業で観ていたものが、ふたつあります。


 それが、『みんななかよし』と『明るいなかま』。


 オープニングの、インパクトのある・・・


 記憶に残る歌詞もメロディもそうなんですが、


 ぼくが・・・


 いや、ぼくだけじゃなくて、おそらく皆さんの中にも、このエピソードをおぼえていらっしゃる方が、きっといるはず。


 前述の、『明るいなかま』に、主役の少年役として、「ケンタ」という男子児童がいました。


 ある日、そのケンタ君が、モノが何だったのかは忘れましたが、友達の大切にしていたものを、うっかり壊してしまったんです。


 その友達がケンタ君に、「何すんだよ! おれの大事なものなんだぞ、コレ!? どうしてくれんだよ!」


 と詰め寄ると、ケンタ君は、


 「うるせーな、いちいち。弁償すりゃあいいんだろ。おなじようなものを買って返せばいいんだろうが。こんなもん、こうしてやらあ!」


 といって、その友達の大切なものを、目の前でぐちゃぐちゃに、完全に壊してしまいます。


 それ以来彼は、友達が大事にしているものに手を出しては、


 「直せばいいんだろ、直せば。」


 「弁償すれば、壊したって平気さ。だって、元に戻せばいいんだからさ。」


 が、口癖になりました。


 そんなある日。


 彼が両親に買ってもらった、待ちに待った、新しいピカピカの自転車をみんなに披露して、得意げに自慢していたときのこと。


 クラスメートの女の子2人が、ケンタ君に近づいてきて、こう言います。


 「ねぇ、ケンタ君。この自転車、ちょっとだけあたしたちに貸してくれない? すぐに返すからさぁ。」


 しぶしぶ貸してしまったケンタ君。


 そんな彼に、借りた自転車を押しながら、ふりむきざまに、女子のひとりが言い放ちます。


 「・・・元通りに直して返せばいいんでしょ? どんなに、この自転車壊したっていいんだよね。だってあなた、そう言ってたでしょ・・・? ね? はははは!」


 そのときケンタ君の脳裏に浮かんだのは・・・


 画面が白黒反転した、投げつけられ、踏みつけられて壊される自分の自転車の姿と、高笑いする女子の、不気味な笑顔でした・・・。


 ☆  ☆  ☆  ☆  ☆


 ・・・シュールな話でアレでしたので、以下のなつかしいオープニング動画で、心をあっためてくださいませ❤️


 『みんななかよし NHK教育テレビ』

→ UP主様は、「MK日記」様。

 

 『明るいなかま NHK教育テレビ』

→ UP主様は、「MK日記」様。


 『昭和の道徳の授業風景がよみがえる!懐かしの学校放送番組オープニング曲で振り返る少年時代の軌跡』

→ UP主様は、「昭和ノスタルジア図鑑」様。


 追伸:


 中学生用の道徳番組に、『中学生日記』というものもありましたよね。


 いずれも、


 「親や教師への敬いの心」


 「やっていいことと、してはいけないこと」


 「友達と、明るく仲良く元気よく」


 などの普遍的なテーマが貫かれていましたよね♪ 

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― 新着の感想 ―
[良い点] コメント失礼します。 懐かしいですね。私の場合「できるかな」が印象深かったのですが、道徳の時間と言えば真っ先に思い出すのが「風の谷のナウシカ」。 当時の道徳の時間でクラスメートと一緒にナウ…
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