2話 初仕事
「さてなんとかこの力の使い方がわかってきたぞスキル「熱風」かまぁ今はドライヤーとして使うかね」
「あとは、メシが食えるようにならないと」
部屋から出ると一階に行ってみた。
「まだ朝早いし誰も居ないかな?」
そう俺は、仕事(と言うかクエスト)をやりにきた。
「やっぱり」
仕事の内容が書かれた紙があるボードは、その紙で埋まっていた。
「ふむふむ採取のクエストか1番簡単そうだし受けるか」
紙を受け付けに持っていきクエストを始めた。
「東の山からポカきのこ10個とくるみ、山菜、あとは、魚を取りに行ってきてちょうだい」
そう受け付けの人に言われた。東の山で全部取れるのかな?
くるみときのこは、簡単だった。だけど山菜は、何が何だか分からず。魚は、すばやくて捕まえられず。
「あーもうこれだったら前世でしっかり勉強しとけばよかった」
俺は、ほぼ諦めていた。
「!」
物音が聞こえ振り返ってみると・・・
何かが森の奥でうごめいていた。俺のカンは、警報を鳴らしている。
「クマ?離れとくか」
案の定クマだった。やばいな襲われたらひとたまりもない。
クマは、魚を捕まえて食べていた。
「これじゃ採取できないよ」
一か八かクマが弱らせた魚を下流で拾うとしよう。とりあえず山菜を探すことにした。
「あった!」
先ちょが巻かれてるやつを見つけた。さて魚を拾いに行くか。
「よしクマは、いないな」
「ありがとよクマ」
魚が弱ってるところを捕まえた。
「これでよし!」
「グルルル」
「えぇ!まだいたのかよ」
やばいこれは、死ぬ!いやぁいい人生だったかも
「動くな!」
「誰れぇ!」
「静かに下がれ目を逸らすなよ!」
「ははぃ!」
誰だか分からないが人がいてよかった!
「よしいいぞ そのまま下がれ!」
クマが山に戻ってくれた!
「ふぅ危なかった 誰だか分からないけどありがとう!」
声は、帰ってこなかった。
「ギルドに戻って早く報酬もらわないと」
「ついたー!」
「お疲れさま はいこれ報酬ね」
「あざっす。あと食品は、どこで売ってます?」
「すぐそこよ」
この世界でも前世とあまり変わらない物が売っていた。
「米買ってあとは、野菜も買っとくか」
なんとか食いつなげた。
「朝メシ食ってもう一個クエストやろうかな」