一話 俺のスキル弱すぎだけど
「ちくしょうどうなってんだ!俺は家に帰っていたはずだったのに!」
仕事から帰ってたはず!
「どこなんだここは!?」
少し歩き回ってみたここは、森らしいが。
「貴様何者だ!」
「うわぁ誰!え 騎士?!」
「まさか貴様転生者か?」
いきなり何言ってんだ?転生?てゆーかこの人何なんだよ?
「わからないみたいだな?付いてこい国王に合わせてやる」
国王?まぁついて行ってみるか。
少し歩いて行くと街に出た。
「みんなジロジロみてくるな」
「当たり前だ貴様のような転生者は、この世界には、無い服や物を持っているしな」
「ついたぞ」
目の前に大きな王宮があった。
「ここが王とやらの城なのか?でかいな」
まぁ俺の世界のビルとかには、敵わないけど。
「転生者のため王に要件がある門を開けてくれ!」
「異様に頑丈な門だな」
「さぁ中に入れ」
中は、凄く豪華だなぁ。イタリアとかフランスっぽい感じがする行ったことないけど。
「あの人が国王なのかな?」
なんか嫌そうな顔だな。まるで俺を迎えてない感じ。
「国王!西の森にて発見しました!」
「ご苦労」
やっぱり声が嫌そうだな。
「君は、異世界から来たらしいな。まぁ驚いているだろう君の世界とは違う。突然だが異世界から渡る時何か力を手に入れなかったか?」
「わからないですね。急にこっちに来たから」
王とやらは、騎士と話している俺に聞こえないように。
「君は、この後スキル鑑定をしてもらう。簡単な物だから安心してくれ」
「さぁやつを奥に連れて行け」
騎士に向かってえらく小さな声で言った。
「転生者どのこちらへ」
僧侶に言われた。
王が言ってたスキルってゲームとかにある力とか魔法とかのことかな?だとしたら俺は、どんなスキルが貰えるんだろう。レベル上げとかで使えるようになるイメージだけど。
「着きました」
そうこうしてる間についたみたい。
ここは、教会かな。
「目を閉じて祈ってください」
「分かりました」
目を閉じた瞬間俺は、声が聞こえた。僧侶でもない何かの声だった。なんと言ってるかわからないけど俺に語りかけてきてる。
「終わりました」
目が覚めた。終わった?もう?じゃあどんなスキルだったのかな。
「あなたのスキルは、熱風です」
聞いた瞬間俺は、驚いた。もっとすごいのかと思っていたから。
「ねっ 熱風かぁ」
「珍しいです普通転生するとかなりのスキルが宿りますから」
追い討ちをかけられた。
「どうぞこちらから外で出れます」
あぁ弱いスキルのやつは、王からの装備とかもないのか。だから嫌そうだったのかあの国王。
「もう暗くなってきたな」
宿とかに泊まる金は、ないしどうしよう
「ちょっとあんた」
「な なんでしょうか」
弱いやつみたいに返事をした。実際に弱いんだけど
「ちょうどよかった〜」
「はい?」
「あんたうちのギルドに入らないか?」
唐突だな。ギルド俺のイメージだと強い人がウヨウヨ居そうだけど俺なんかが。
「寝る場所提供するからお願い!」
「なんで俺なんですか?」
「いいから!」
「分かりましたよ」
このねーちゃんに根負けした
「ほんと!じゃあこっちきて」
街のはずれに連れて行かれた。
「ここだよ」
中の賑わいが外まで響くほど賑わっているみたいだ
「さぁ入った!入った!」
案の定体のデカい人とか魔法使い戦士みたいなのが沢山居た。
さっきの人が紙を持ってきた。
「この紙読んだら教えて!」
「え あっはい」
えっとなんだ?
ここは、世界中にあるギルドの一つらしいそしてギルドに入ればいろんなギルドに入って寝たり依頼を受けられるらしい
入っといて損は、無さそうだし入ってみるか
「読みました」
「OK!この契約書にサインと名前冒険者名書いたらおしまい」
「分かりました」
サインまぁ適当でいいか。名前オカヤマ ソウ。冒険者名は、ソウでいいや。
「はい書きました」
「ふむふむ了解じゃあ部屋のかぎ255室ね。おやすみ!」
「すいませんなんかいろいろと」
「いいのよ!困ってたら助け合いだよ。」
優しい人だったな。ギルドに入ったからには、仕事しないと