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異能測定ノ儀式 前編


 昏斗です。4歳ですようやく普通に喋れたり歩けたりするようになりました、動けるって幸せなんだね!

「昏斗」

「はい、お父さま。なんですか」

 目の前にいるのは今世での父親、白鷹 紅刃(しらたか くれは)厳格そうに見えるが普段は超緩くいつも姉か母親にデレデレしている、俺は別だが。

「今日はお前を連れて行く場所がある、用意しなさい」

「はい」

 用意言うても俺は持つもの何もないけどな




 俺と父さまは車に乗りどこかに向かい始めた、のだがどこに行くのか知らない俺はかなり不安なのだけど

「今日行くのは白杜神社という場所だ。そこに行くにあたり説明しておかなければならないことがある」

「説明?」

「あぁ、この世界には“異能”と呼ばれる超常の力を持つ者がいてな。我ら白鷹家も異能を持つ一家でな、日本の異能を持つ家達が集まる集会のような所に今向かっている。」

「?」

「難しいか……今は分からなくてもいい、ようは身体計測だ。あまり緊張をしなくても良い」

 父さまがなんか言ってるが俺は理解出来なかった何故なら俺がもといた世界がファンタジー感のある世界だったのにびっくりしているからだ。あれ〜?俺の記憶が正しければこの世界は普通のスキルとか超常の力とかがないはずだったのにな……この世界テコ入れ無しだよな?

「そうだ、礼儀作法は気にするな。今の歳で出来る奴はほぼいねぇからよ」

「父さま、その計測って何をするんですか?」

「んっ?あーそうだな、札を一枚持ってもらうだけだ。それだけで“分かる”からな」

「なるほど」

 検査ってそんな簡単なもんなのか?札って勇者の時に触った計測水晶みたいなもんなのか?分からん考えるだけ無駄な気がしてきたわ。てか俺は魂がぶっ飛んでるからまともな結果が出ない気がするんだよな、というか

「父さま」

「何だ?」

「姉さまはその〜力を持っていたのですか?」

「あぁ白羽か、アイツは持ってたぞ。俺には遠く及ばないがアイツの世代からすれば破格なほどのいい力をな」

 ……そう語る父親の姿が哀しみを持っている気が俺はした。


「到着だ……ふむ車も多いし俺らは遅い組かね」

 白杜神社は神社にしてはとても大きなところだった鳥居だけで車が横に三台並ぶほどの大きさだし

「驚いてるな、昏斗いいかここは富士山10個分くらい広いんだぞ」

「富士山、10個分?」

「想像出来ないわな……まぁあんまり呆けんなよ、みっともねぇからな」

 マイファーザーそれは無理だ、と心の底から言いたいが我慢しよう。てかほんと広いな勇者の時に見た城も魔王城もここまで広くは無かったぞ、てか城と比べてる時点で神社とは思ねぇな。

「紅刃様、13家では貴方が1番遅いですぞ」

「そうなのか?珍しいな、他の奴ら前まではここまで早くなかっただろう」

「今年は他の皆様も家族を連れているからでありましょう」

「成程な」

 父さまに神主?が話しかけてきた。てか父さま偉いのか?

「父さま、13家って?」

「日本で強い家系の奴らのことだ。お前の見てる戦隊の幹部みたいなものだな」

「紅刃様、それではあまり伝わりませんよ……あぁ申し遅れましたな初めまして白杜神社の神主、恵比寿と申します」

「白鷹昏斗です」

「なるほど、では昏斗様は社長を知っていますかな?」

「はい」

「13家とは色々な所の社長みたいな人たちの集まりのことを言うのです」

「じゃあ父さまも社長ってこと?」

「それに近い人ですよ、貴方様の父親は」

恵比寿さんと13家について話していると父さまはうずうずした感じで言い始めた

「恵比寿殿、あまり俺について息子に吹き込まないでもらいたい」

「おや?武勇伝などを教えて差し上げないのですか?」

「息子には異能についてほとんど話していないのですよ」

「それはまた、どうしてですかな?」

「反応が楽しみだからです」

「ははは、それもそうですな」

 楽しみにしないでほしいんですけど、ちょっと何があるか怖くなってきたのですけど。その後父さまと一言二言喋った後恵比寿さんは何処かに行ってしまった

この作品を読んでいただきありがとうございます。また次回を読んでいただけたり評価などをして頂けると自分の励みになります。

最後にこの話は前、中、後編となる予定です

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