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【完結】コミカライズ重版!〜悪役令嬢はもう全部が嫌になったので、記憶喪失のふりをすることにした~周りの皆が突然王子をディスリはじめました~  作者: かのん
加筆編

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コミカライズ重版!記念!

「セシリア! ケーキ! ケーキを買ってきたんだ!」


「シックス様? ケーキ……ですか?」


「うん。なんだか今日はお祝いをしたい気分でさ」


「お祝い? あ、そういえば、今日は」


 シックス様は私のことをじっと見つめるとにっと笑う。


「今日は、僕達が婚約した日だよ。よく覚えていたでしょう?


「本当ですね。ふふふ。お祝いしてくれるんですか?」


 侍女に伝えて、お茶の準備を整えてもらう。


 私とシックス様は隣り合わせで座ると、侍女には下がってもらい、部屋に二人きりになる。


「婚約のお祝いだなんて、もうすぐ結婚記念日も来ますよ?」


 そう伝えると、シックス様はフォークでケーキを一口すくうと私の口元へと差し出す。


「もちろん、結婚記念日は盛大にお祝いするよ。でも今日は二人だけでお祝いしたかったんだ」


「嬉しいです」


「さ、食べて?」


「ひ、一人で食べれますよ?」


「うん。知っているよ? でもセシリアを独り占め出来てるっていう感じがして、食べさせてあげるの好きなんだ」


「……うぅ。はい。恥ずかしいですが……」


「ふふふ。可愛いなぁ。はい、あーん」


「あーん」


 パクっとケーキを食べると、シックス様がとても嬉しそうに笑う。


 その表情に、これでは恥ずかしくて嫌だとは言いだせない。


「大好きだよ」


「わ、私もです」


 優しい瞳で見つめられて、私の心臓はうるさい。


 シックス様と結婚出来て私は本当に幸せだ。


「大好きです。ありがとうございます」


 そう伝えるとシックス様は顔をほころばせる。


 こうやって、一年一年二人の時間を積み重ねていきたいなと、私はそう思ったのであった。

読者の皆様!

ありがとうございます!

ゆずまんじゅう先生が描いて下さったコミカライズ版「悪役令嬢はもう全部がいやになったので、記憶喪失のふりをすることにした」の第一巻が重版決定いたしました!ありがとうございます!

今後もよろしくお願いいたします(●´ω`●)

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― 新着の感想 ―
[良い点] うわぁ、とっても面白かったです! 楽しく拝読させていただきました。 ありがとうございました(^^)v みこと [一言] コミカライズ重版、おめでとうございます\(^o^)/  シックス殿…
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