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私は物語から逃げます  作者: レイ
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私の身分って

車の中でルーシス様から国王、国王妃へのご挨拶のことを話されました。

今、抜けられない山があるそうで、それを終えてからにして欲しいと言われたそうです。

それまでも普通に客間を使用して良いと許可をいただいてきたと仰ってました。

何から何まで本当にすみませんね、ルーシス様。

あと、使用許可をいただき感謝致します、国王様、国王妃様。

何と寛大なお心をお持ちな方々なのでしょう。

普通、こんなよく分からない女なんて国の一番重要な所に入れてくれたりしないですよ、いくら困った状況でも。

きっと、何かルーシス様が言ってくれたんだろうな。

何を言ったのか想像つかないけどね。



そしてまた豪邸に着くとルビに迎えられ、客室へ行き1人なり、スーザンに料理を持ってきて貰うという流れが出来ましたよ、皆さん。

何だか慣れて来そうなんですが、慣れちゃ駄目ですよ。

これ普通の流れじゃないから。

これからルーシス様のお相手ができたら、こんなところに女がチョロチョロしていたら目障りになるだろうし今後のこと考えなきゃ。


あとこれ結構重要なのですが、私ってまだ公爵家の令嬢なんですかね。

夜逃げみたいなことした家なんですが。

まさか、実は平民以下の存在なんじゃないですか、私。

もしそうなら、ルーシス様の婚約者にすらふさわしくなくなりますな。

そもそも相応しくないので困りもしませんが。

この話しはなかったことで、っていう展開になりそうだわ。

なかったことにしても良いけど、存在事態を無にするのだけは止めていただきたい。



怖くて聞けない…私の身分って何ですか、なんて。

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