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私は物語から逃げます  作者: レイ
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勉強会参加

しっかり休めたからか朝から脳が冴えてるわ。 

皆さん、聞いてください。

主人公の共通イベントが今週行われているわけですが、その発生前に私は攻略対象たちに女の子を紹介しています。

ねぇ、これってある意味悪女よね。

恋敵発生機みたいになってない? 

って考えてしまったの、私。


でも、よくよく考えてみたら攻略対象たちって主人公以外に出会さないわけもないのよね?

ゲームでの世界では書かれていないだけで、こういう云わばモブたちとのやり取りも普通にありますよね?

そのモブが主人公の方向性によってはちょっとこれから攻略対象と一緒に輝くだけで。



主人公には主人公の物語があるようにモブにはモブの物語があるってもんよ。

それにスポットが当たっていないだけで。



ということに朝から気が付いたの。

だから何って話よね。

ただ聞いてほしかっただけです、はい。



「おはようございます、シェリーさん」



「おはようございます、ロワールさん」



そう、現実逃避してないでローゼンちゃんの予定確認しなきゃ駄目よね。



「あの… ロワールさん」



「はい?」



あ、その首傾けるその仕草可愛い。

じゃなくて。



「今日の放課後って何かご用事ありますか?」



「いえ…特にございませんが?」



よし、このまま誘って私は校内から去ろうではないか!



「来週月曜日にテストがあるという噂がありまして、知人から勉強会のお誘いが昨日あったのですが私、本日行けそうになく。 もしよろしければ私の代わりに勉強会に出席してくださいませんか?」



さぁ、ロワールちゃん!

どうかはい、と言ってくれ!



「私でよろしいのですか? 折角シェリーさんがお呼ばれされましたのに」



「大丈夫です」



むしろ私では駄目なんです!

貴女でなければ。



「それでしたら出席させていただきますわ」



よし、来ました!

これでこの後アリアとローゼンにその事を伝えておけば完璧ね。

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