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私は物語から逃げます  作者: レイ
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引き寄せ体質

沢山の閲覧、ブックマーク、評価をいつもありがとうございます。

日々喜んでおります。

本日もよろしくお願い致します。

これで次の展開に進むと思うじゃない?

違ったのよ…忘れた頃にやってくるってね……



私の攻略対象引き寄せ体質は健在でした。



「よ、ログ。 ここにいたのか」



まさかのイタズラ王子登場です。

何でこんな所で出てくるのよ。



「ん? あぁ、イオンじゃないか。 どうした?」



「実はな……ん? 顔色が悪いな、君。 大丈夫か?」



ログから隣に居たアリアに視線が向いたようだ。

アリアは突然現れたイタズラ王子に驚いて声が出ないみたいね。



「実は、クラスにリリーというご令嬢が居るだろう? その子にこの子が目を付けられたようだ」



「あぁ、あの。 昔から良い噂は聞かないな。 それは大変だったな、君」



同情の眼差しに慣れていないアリアにイケメン2人の視線は耐えられなさそうね。

私だったら鼻血出しそ。



「だから俺がしばらく護衛しようかと思っている」



「お、それは良いな! ログの護衛なんて滅多にないぞ、君」



バシバシとアリアを叩かない変わりにログの背中をイタズラ王子が叩いているが痛くないの?

結構な音してるけど。



「それで? どうしたんだ、イオン」



「おっと、そうだった。 来週月曜日テストをやるって知っていたか?」



「いや、今初めて知ったな」



来週月曜日のテストって確か金曜日に主人公は知ったみたいな話だったわよね。

2日目にしてテストがあると知るとか主人公より情報回るの早くない?

え?

ゲームでは分からなかったけど、実は皆テストの存在は知ってて主人公だけ後から知るパターンだったの?

そんな描写なかったけど。



「広範囲らしいから勉強しないと流石にまずいと思ってな。 明日の放課後、ライドとルーシスも呼んでいるんだが勉強会をしないか?」



ん?

今なんて?



「そうだな、俺もやりたいが… 君たちはどうする?」



「アリア、参加させて貰おうよ」



「ローゼンがそう…言う…なら」




私が戸惑っている間に何だか皆で勉強会やるような方向性で話が進んでますが皆さん、勉強会メンバーを聞いてください。

イタズラ王子、ログ、ライド、アリア、ローゼン…



ルーシス様?!



何このメンバー?!

そんな豪華メンバーの所へ私が行けるわけないじゃない!

勉強してるルーシス様とか素敵だろうけど、絶対そんな所行けないわ!



「わ、私は家で勉強しようかしら……あはは」



って言えばこの人が絶対に反応するとは思っていたけど、やっぱり反応した。



「何故だい? って昨日の君じゃないか! いきなり走り去っていくから驚いたぞ!」



そのまま忘れてくれて良かったんだけど、思い出してしまったか。

悔しい、非常に。



「あはは、すみませんでしたね」



「ん、君も顔色が良くないな、目の下にクマも出来てるし。 君もリリーという子に何かされたのかい?」



「いえ、私は何もされていません」



全然違いますので、私のことはお気になさらず。

というか私抜きでどうぞ話を進めてください!

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