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私は物語から逃げます  作者: レイ
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恥ずかしいったらありゃしない

皆さま、多くの閲覧、ブックマーク、評価をいつもありがとうございます。

夜の更新はここまでとして、また時間を改めて更新致します。

その時にはまたよろしくお願いいたします。

(夜の更新はここまでとなります。また更新いたしますので、その際によろしくお願いいたします)

脱がれました、Tシャツ。

もう芸術品が隣にあります。

もう見れません、見たら私が持ちません。

プールのイベントありましたけど、あって何度もスチル見直しましたけど、こんな。

こんな近くで生を見れるなんて。

あぁ、この世界に来て本当に良かった。

来なきゃ見れなかったし。


ありがたや、神様、仏様、ルーシス様。

主人公じゃないのに見れましたよ。

それもこんな近くで。

あのイベントって全キャライベントだから映っててもひとりひとりが小さいから見えにくいんだよね。

それがこんなアップで見れるなんて、なんて幸せ者なんでしょうか。

とか考えていたら思いっきり顔に水がかかってきましたよ。

己、イタズラ王子。

よくもかけたな。



「君も仲間入りだぜ!」



「………」



「大丈夫かい?」



ルーシス様が隣で心配してくれてるのが凄く分かる。

本当にお優しい人だわ。


あのですね、水が滴って欲しいのはルーシス様だけで私ではない。

私が滴る必要性は全く持ってありません。

誰も得しないから。



だからって大人しくやられたままなのも気に食わないな。

どうしてくれようか、イタズラ王子。

とか思ってたらローゼンが怒ってイタズラ王子を追い掛け回し始めました。

どうやらアリアに水が当たったことに対して激怒しているようです。

良いぞ、私とルーシス様の分も一緒に怒ってください。



「はい、これバスタオルなんだけど良かったら使って」



「ありがとうございます…」



何と良い人なんだ、と思いながら渡されたバスタオルに顔を当てると。

めっちゃいい匂い。

これルーシス様の匂いですやん。

今日良いこと尽くめです。



「上着濡れちゃったけど、大丈夫? 僕のTシャツと一緒に乾かす?」



「あ、ありがとうございます」



確かに張り付いて気持ち悪いわ。

肌見せたくないから脱がなかったけど、ルーシス様から借りたバスタオル長さあるし、これ巻きつけておけば見えないよね。

よし脱ごう。

ルーシス様が海に視線をやっている間にさっと脱いでさっとタオルを巻きつければ完成です。



「あれ、下水着だったんだね。 似合ってるよ」



なあああああああああああああ?!

巻きつけるタイミングで見られたんですけど?!



「あ、ありがとう、ござい、ます」



「お世辞じゃないよ。 さ、一緒に乾かしちゃおうか」



そう言って私の様子など気にせずに私の上着とTシャツを近くにあった柱に引っかけてくれましたよ。

ありがとうございます。

でも、私恥ずかしぬ。

だって一人だけビキニなんだもん。

店の人に『お客様は絶対にこちらです』てビキニ一択にされたんだもん。

私もワンピースが良かったよ。



あぁ、恥ずかしい。

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