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私は物語から逃げます  作者: レイ
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大丈夫かな

2つ目の『自然豊かな場所』はおそらく木々に覆われているところがあるので、おそらくそこ。

3つ目の『幸せになれる場所』はちょっと分からないな。

4つ目の『くつろげる場所』も分からない。

とりあえず、アリアとローゼンが行ってない方向にロワールちゃんと歩き始めて木々に覆われた空間を見つけましたよ。

看板に『植物園』と書かれたエリアを見つけたのでそこに入ってみれば、見つけましたよスタンプ。

これで3つ目クリア。

なかなか順調じゃないかしら。

ここまでは。

あとの2つがさっぱり分からないんだよね。

幸せになれる場所って何。

そんな場所あるの。

あるなら私のルーシス様と一緒に行ってみたいけど、そんなところに行くようなルートなかった。

山には行ったけど、ここじゃなかったわ。



「あとの2つが難しいですね」



「そうですね… アリアさんたち、もう見つけましたかね? まだ時間は早いですが、会いに行ってみましょうか。 こっちは何もなさそうですし」



「はい、行きましょう」



ロワールちゃんにどこまででもついて行きます、とは口に出さないまま、アリアたちと分かれた所まで戻り、その先を歩き始めた所、何やら教会みたいな建物を見つけました。

まさか、幸せになれる場所ってそういうこと?



「教会ですね。 ここの中にスタンプがあるのでしょうか」



「中を見てみましょうか」



そう言いながら中を見てみれば、やはりありましたよ。

幸せになれる場所ってそういうことですね。

あぁ、ロワールちゃんと教会に来ちゃった。

それだけでも幸せ。

欲を言うなればルーシス様とも来たかったな。



「ここにはアリアさんたちいませんね」



「本当ですね。 もっと奥の方へ行ってるんですかね」



名残惜しいけど、教会を出てアリアたちが行ったであろう場所を歩いていると、いましたよ。

何から小さな屋根がある場所に。

ちょうどスタンプを押そうとしてました。

よくよく見てみれば、足湯のエリアでした。

足湯まであるの、凄いね。

そもそも足湯とか露天風呂とかって日本の文化だよね。

文化完全に混じってるけど、大丈夫このゲーム。

作成元が日本だから仕方ないのかね。



「あれ、どうしたの」



「私たち、スタンプ4つ集めまして。 2人の様子が気になり」



「え、凄いね。 あたしたちなんてまだ2つなのに。 もしかしてここで最後?」



「そうです」



あぁ、これで全部揃ったわ。

あとは3か所アリアとローゼンに場所を伝えて押して貰って宿に戻れば完璧ね。

男性陣がどうなってるのか気になるんだけど、ここまで誰とも会わなかったのよね。

大丈夫なのかしら。

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