表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
ソルティブレイク  作者: 渡莉しる
3/12

怖すぎるくらい幸せ

舞衣と俺は、その後一夜を共にした。

今まで味わったことのない甘美なひと時であったが、それは一瞬にして終わってしまう・・・。


「あら、あなた早漏だったのですね・・・」


舞衣はニコニコしながら俺に問いかけた。


「いいや、普段はそんなことないのだがね。舞衣が気持ち良すぎたんだ。」


「あら、まるでいつもしているような言い方ね。」


「ん・・・ええと、まぁ昔の話だ。あの頃は本当の「愛」の意味も知らずに、向こうからの誘いを受けてそのまま付き合ったのだがな。しまいには向こうから振られてしまった。全く、何を考えているのやらさっぱりわからんね。もし俺が女に告白でもしようものなら、死ぬまで大事にすると誓うのになあ。」


「あら、さっきまで「愛」の意味も知らなかったくせに。」


「ああ、だから人を愛することができなかったのだ。でも今は違う。愛しているよ、舞衣。」


「まぁ・・・、改めて言われると照れるわ」


「ふふ、何度でも言ってやるさ。」


こんな何気ない、愛にあふれた日常がいつまでも続いていたのなら、どんなに幸せだっただろうか・・・


評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ