第2話 初めてのゲームセンター
3話は少し検討中
「ゲームセンター」そこは年齢や学歴が関係なくゲームの強さだけがその場での価値を証明する場所だ。
その中に今日新たに飛び込む新参者がいた
〜8:00〜
―――ピピピピ、ピピピピ、ピピピピ……。
ガチンッ
「朝か…」
ボサボサな髪をかき上げまだ夢の中にいたいであろう頭を無理やり覚醒させながら高里冬海はそう呟くのだった。
さてと…今日こそ行きますか!ゲームセンターへ!
この日、高里冬海は数ヶ月前から入念に考えたある作戦を実行するため外に飛び出すのだった
その作戦とはこうだ。ゲームセンターにあると噂の謎のゲーム『EXA』そのゲームの実態を探りこっそりとプレイしてみるという内容だ。
そして早朝から行く事で誰よりも早くゲームをプレイし、体験次第すぐさま帰るというのが高里冬海の作戦だった。
EXAはあまりの人気からゲームセンターに人がいない日がほとんど無いこともあり比較的人が少ないと言われる早朝を冬海は選んだのだ。
だが冬海が早朝を選んだ理由はもう一つ理由がある。
それは…
「こ、ここがゲームセンター…ナイフ持ち歩いてお兄さんとか体にたくさんの傷跡があるおじさんみたいな人とかいないよね?…大丈夫…大丈夫だよね?…入念に調べたんだ…怖くない…怖くないぞ…」
まだ中学一年生の高里冬海はゲームセンターに対し漠然としたイメージとして怖い大人の人が集まる溜まり場のような認識を持っていた。
そのイメージの原因の一旦としては、ゲームセンターの年齢制限である。それによりゲームセンターと言えば大人の遊び場としての認識が強かった。また子供だけで近寄るには危ない場所だという事を祖母に教えられたのも原因だった。
しかし、そんなイメージを持ちながらも不安を乗り越え一人で今動き出してしまうほどに彼が「EXA」に興味を持ってしまったのもまた事実だ。
動画サイトを見た時、あのゲームは今までのものとは何かが根本的に違うと子供ながらに感じた。
画面越しにプレイ動画を見れば見るほどプレイして見たい自分で動かしてみたいという気持ちが高ぶっていくばかりだ。
その日から高里冬海のEXAに対する気持ちは強くなる一方だった。
そして「今日こそはEXAをプレイするんだ」そう呟きながら恐る恐る冬海はゲームセンターの扉に手をかけたのだった。。
ガチャッ
「え!?」
バコンッ
扉を開けようとドアノブに手をかけたところドアノブ
が突然回り出し内側からドアが大きく開き見事に後ろに転んでしまったのだった。
「あー今日は運がない日かも知れない…」
そう泣きべそを書きたくなるも前を見るとそこには〇〇の拳に出てきそうなチンピラのお兄さんが1人自分を見て立っていた・・・
ゲームセンターって子供視点で見たら暗くて怖いとこなイメージです。 特にウェハ○ウス系統