第1話 EXA
初投稿です。色々不手際もあると思いますが投稿しながら勉強して治せていけたらなと思っています。
子供の時、男なら一度は思うことがある。
「 強くなりたい。」
どうして?と聞かれると大抵の子供はこう答える。
悪いやつを倒したいから!
〇〇がかっこよかったから!
ほとんどの子は漠然とした強くなりたいをイメージするもそれが定まらないまま成長していく。
そしてスポーツがうまくなりたい。
勉強ができるようになりたい。
楽器が弾けるようになりたい。
様々な違った強さを目指すようになる。
そんな中、一人の男の子もまた強さという言葉に憧れ
あるゲームに魅入られることになる。
そのゲームは後に世界的ヒット作品となりゲーム業界に革命をもたらした。
ゲームの名は「EXA」
それは今までのゲームの常識を根本から覆す作品だった。
コントローラーを使わず脳波のみでゲーム操作をおこなうという前代未聞のゲームに当時は驚きを隠せず半信半疑なものが多くいたほどだ。
またそれと同時にどこか不気味さも噂されていたのだ。
一体どこでそれが開発されたのか、どのような技術が使われているのか詳細が一切不明。
EXAboxと呼ばれるドーム状の機器に入りクレジットを入れることでゲームがスタート。
脳波をキャッチし自分の思うまま動かせる人型人形アバターを操作し自由に戦い敵を殲滅するゲームだ。
「EXA」は突如として日本の各ゲームセンターに予告なく配置されそれまで不景気が続いていたゲームセンター業界に急遽スポットライトが当たることになったのが2年前の話だ。
この出来事はかつてないほどにゲームセンター業界の繁栄をもたらした。
最初は半信半疑だった者たちも実際にプレイした人間の情報を聞くことで不気味さよりも好奇心が上回っていった。
誘惑に負けた者からゲームをプレイしその存在を認めざる負えなくなっていったのだ。
そうした出来事を重ね今では、ゲームセンターの代表作品となったEXAが全世界に知れ渡る事になるのも時間はかからなかった。
子供から大人まで誰もが夢中になるそのゲームは人の心を魅了し世界的大流行となっていくのだった。
作者はゲームセンター大好きです。EXAboxのイメージはゲームセンターの○○の絆を想像していただけるとイメージしやすいかもです。