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僕の右耳の裏にあるイボの正体は、、、!?

作者: 七瀬



僕が物心つく頃から、僕の右耳の裏にあるイボがずっと気になっていた...。

そいつは、触るとカタくてゴツゴツしている。


別に触っても痛くないし、勝手に出来たモノだと僕は思っていた、、、!


はじめて、コイツの存在を知った時は、小さなゴマ粒ぐらいのモノが僕の右耳

の裏にある程度で、、、。


そのうち、どんどん大きくなっているように感じた...。

ご飯粒の大きさぐらいになり、今では枝豆の大きさまでになったんだ、、、!



【なんなんだ! コイツ、デカくなりやがっている、、、!?】




僕は、コイツがどんどん大きくなっている事を気にして、、、。

遂に僕は、整形外科に行く事にしたんだ、、、!


コイツを処分するために、今日は勇気を振り絞って僕はココに来たのだ、、、!

僕なりの重大決心だから、、、!!!



『先生! 僕の右耳の裏にあるイボを取ってください、、、! お願いします!』

『・・・イボですか? どれどれ? 診てみましょう~!』

『先生! お願いします!!!』

『・・・うーん、すみません! うちでは、このイボを取る事はできませんね!』

『えぇ!? どうしてですか、、、?』

『・・・どうしてと言われても、、、大変申し訳ありませんが他のところで

お願いした方がよろしいかと思います。 では、』

『先生! ちょ.ちょっと待ってください! どういう事なんですか、、、?』




僕はこの後、、、他の整形外科にも何件か行ったのだけど、、、?

何処も、僕のこの右耳の裏にあるイボを取ってくれる整形外科はなかった...。


【どうして、、、? どうして、どこもダメなんだ、、、?】




こうなったら、、、?

僕は闇医者に頼んで取ってもらう事を考えたんだ......。

最後の整形外科で、そこの先生が紹介してくれた闇医者に行く事にしたんだ...!


僕は早速、連絡をして直ぐに、行く事にした、、、!


『すみません、先程連絡した、、、金友と言います!』

『・・・あぁ、どうぞ~どうぞ~! 入ってください!』

『先生! 僕の右耳の裏にあるイボを取ってください! お願いします!!!』

『・・・イボ? どんなイボなんですか、、、? 診ていいですか?』

『先生! 必ず取ってくれるんですよね、、、?』

『・・・あぁ! どうやら、もう直ぐ産まれそうですねぇ~!』

『・・・産まれる? 何がですか、、、?』

『貴方の赤ちゃんですよ~!』

『はぁ!? 赤ちゃんって、、、僕の右耳の裏にあるイボの事ですか、、、?』

『えぇ、そうですよ~! だから、他のところで貴方の右耳の裏にあるイボを

何処の整形外科も取りたがらなかったんでしょうねぇ~!』

『・・・あ.赤ちゃんって? 僕が親になるんですか、、、?』

『あぁ、はい! 金友さん、貴方はもう直ぐ“お父さん”になるんですよ~!』

『・・・お母さんは、、、?』

『貴方がずっとイボだと思っていたこの子がお母さんなんですよ!』

『・・・何が何だか? 僕にはさっぱり分かりません、、、!!!』

『まあ~無理もない! 急にお父さんになると言われても困りますよねぇ~!』



そうすると、、、?

僕の右耳の裏にあるイボが、、、!?

【うっ、うっつ、ぐっ、、、!?】


『どうしました? 産まれそうなんですか、、、?』


【コクリ】


『よし! お母さん大丈夫ですよ~! ワタシが赤ちゃんを取り上げましょう!』

『先生! どうか、僕の赤ちゃんを無事に取り上げてください!!!』

『任せてください!』


『ヒぃ~ヒぃ~ふぅ~ヒぃ~ヒぃ~ふぅ~』

【ヒぃ~ヒぃ~ふぅ~ヒぃ~ヒぃ~ふぅ~】


『お母さん! 力んで~!』


【ウーーーーーン、、、!?】

『ウギャーーウギャーーウギャーー』


『お母さん! お父さん! 産まれましたよ~! 小さな男の子ですよ~!』


『・・・良かった! 僕の子供が産まれたのか、、、?』

『今日から、貴方もお父さんですね!』

『良かった! 良かった!』




僕が、その赤ちゃんを見せてもらうと、、、?

イボの小さな男の赤ちゃんだった、、、。


『・・・この子が、僕の子どもなのか、、、!?』

『はい! 今日から、貴方もお父さんですよ~』

『ははい! 先生、ありがとうございました、、、!!!』



その子は、小さな小さな可愛い男の子だった、、、!


ママ似なのか、、、?

鼻は僕に似ているように感じた、、、。


『これからは、この子を二人で育てていこうな~ ありがとう!

僕の子を産んでくれて!』

『あぁ、ワタシ、また妊娠したかもしれない、、、!?』

『えぇ!? 先、産んだばかりなのに、、、?』

『今度は、双子かも知れないわ~!』

『そんな! 僕は、ちゃんと親になれるかな、、、?』

『えぇ! なれますとも、、、!!!』

『ありがとう、僕がんばるね!』

『うん!』




僕に、また子供が産まれるらしい、、、!


しかも、、、!?

双子かもしれない、、、!


『これからは、いいパパになるぞ~!!!』




最後までお読みいただきありがとうございます。

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