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名前2
「そういえば、お嬢ちゃんの名前を聞いてないねぇ」
少女は答える。
「イチゴ」
「そっか~イチゴちゃんか~」
おじさんが頷く、少女は内心笑っていた。
「あっ、イチゴちゃんイチゴ食べる?」
いつの間にか持っていたイチゴを少女に差し出す。
「そっか、それじゃあイチゴちゃん食べよっと」
少女はおじさんの言い方に悪意を感じた。
「甘いなぁ~イチゴちゃんは」
目の前で変態的な食べ方をしているおじさん。
「ねぇ、いつまでイチゴをペロペロ舐めてるの!」
我慢が出来なくなった少女が抗議する。
「イチゴちゃん、おじさんがイチゴちゃんをペロペロしてても関係ないよね?」
「言い方!!それ悪意あるじゃない!!」
「え~イチゴちゃんのイチゴちゃんをイチゴちゃんしててもおじさんのか~って」
少女は激怒した。
「もういいわよ!!イチゴは偽名!これでいいでしょ!?」
そう言っておじさんの脛を強く蹴った。