第5話 イベントに向けて?
次の日の朝。
俺は公式ホームページに載っていた、イベントの内容を確認していた。
それは・・・・
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『第一回、武闘祭・魔闘祭開催!!』
日時 2週間後
内容 腕に自信のある者、腕試しをしたいという者は是非挑戦を!祭の優勝者には豪華特典を用意しております。
参加資格 全プレイヤー
募集 祭開催前夜まで
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というものだった。
勿論俺も参加する。
え?・・・レベルが高くて強すぎるって?
そんなこと気にしない気にしない(笑)
俺だって腕試ししたいし、他のプレイヤーがどのくらい強いのか興味あるしね。
それに、クラウンや姉さんも参加するだろうし、戦ってみたいじゃないか!
そして、クラウンをボコボコにしてやろう!
俺がそんなことを考えて、薄ら笑いを浮かべている頃、クラウンはというと・・・・
「はっ・・くしゅん・・・・。うぅ~、なんか寒いな・・・・。」
「クラウン・・・・どうした?」
「いや、突然寒気がしてな・・・・」
(まさかレイか誰かが俺の噂してたりして・・・・な?)
そんなことを思いながら、3体目のボス相手に仲間と戦っていた。
ようやく笑うのをやめたレイは、リトルドラゴンのところに来ていた。
メルの店に防具を作ってもらいに行こうかと思ったのだが、1体分では2個までしか作ってもらえない事を思い出したのだ。
あと、魔剣術の〈壱の型〉の試し切りだな。
説明には連撃と書いてあったが、試してみないことには分からないしな。
ということで、ただいまリトルドラゴンの目の前です!
とりあえず、昨日手に入れた《オッドアイ・青》を試してみますか。
「《オッドアイ・青》」
発動してみたら、目の前に半透明なボードが現れた。
そこには・・・・
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種族 リトルドラゴン
Lv.62
HP.1150/1150
MP.355/355
・
・
・
説明 ドラゴン系の子供。成長すると翼が発達し
空を飛べるようになる。また成長過程の環境によってドラゴンとなったときの属性に変化がでる。
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いや~、強いね・・。
俺こんなのにレベル1で勝ったんだ。
まぁ、《オッドアイ》があったから勝てたんだが。
とりあえず分かったことは、《オッドアイ》は凄く便利だということだな!
うん、便利最高!
深くは考えないようにしよう。
リトルドラゴンの観察が終わったので、先頭開始だ!!
俺はリトルドラゴンに向かって突っ走っていく。
そんな俺を見て、リトルドラゴンがブレスを吐こうとするが吐かれる前に《ステップ》を使い右に回避し、着地と同時にまた走る。
剣の当たるところまで接近したら、〈ショートドラゴンソード〉を右手で、〈ショートソード〉を左手で鞘から引き抜き、《二刀流》と〈壱の型〉を使い左右に振り回していく。
左下から、右上から、右から、左から、上から、下から、突き・斬撃を叩き込んでいく・・・・。
リトルドラゴンの攻撃が当たらないように、動き回りながら。
当たりそうな攻撃には《ステップ》を使い回避していく。
今回は《オッドアイ・緑》は使っていない。
たまには自分の力だけで倒したいしな!
いつもと違い、相手がスローモーションではない。たまに避けきれなくてリトルドラゴンの攻撃がかすったりしたが、気持ちよく倒すことが出来た。
『レベルが51に上がりました。』
レベルが1つ上がったようだ。
リトルも倒したし、メルの店に行って残りの防具作ってもらいますか!
今日はその後、メルに防具を作ってもらいログアウトし、大学に一度行って前期の課題をもらい進めた。
柳─クラウン─は課題をやっているだろうか?
そんなことを思いながら課題を進めるのであった・・・・
読んで頂きありがとうございます。
意見・感想・変な表現・誤字脱字・要望などありましたら言ってください。
次話は、15・16日にあげれたらいいな~と思っています。
15日に部活の試合があるんですよ・・・・。
疲れて書けなかったらごめんなさい。