第3話 攻略へ?①
皆さんありがとうございました。
アンケートの結果は
このままとなりました。
表現力の乏しい作者ですがよろしくお願いします。
また、不定期更新で新たに小説を書きましたので興味がありましたら是非。
メルの店から出てフィールドに向かって歩いている。
ここで、このゲームの事を話しておこう。
FREELY GROW ONLINEのフィールドは1つの大陸である。しかし、そのフィールドは結界によって分けられている。
結界を越えて行くためには、そこにいるボスを倒さなければならない。が、ボスは他のモンスターより強いので普通はパーティーやレイド─パーティーが何個か集まった集団─で討伐することが大い。
モンスターの適正レベルはフィールド毎に異なり、大体でこの始まりの町の周りには1~10までのレベルのモンスターがいるようだ。
また、ボスを倒さ無くても、町から町へ転送門を使うことで行くことが出来るようになる。
転送門とは町毎の広場にある門のことで、そこを潜ることで行きたい町に行ける。
しかし、誰か一人でもプレイヤーが次の町の広場にある転送門を起動させなければ行くことは出来ない。
また、町に行くことは出来るが、ボスを倒していない者はそこの結界を越えることが出来ない。
ということが公式サイトに載っていた。
これは生産の方に力を入れる人への救済の1つだろう。
と、考えながら歩いていると町から出たようだ。
「よし、んじゃ早速行きますか!《周辺探査》」
俺は《周辺探査》を発動させ周りの敵を探す。
目を閉じると敵がどこにいるのかが大体分かる。
これは・・・ボスかな?・・・
どのぐらい距離があるか分からないが、他より大きな反応がある。
「他に目印も無いし、とりあえずそこを目指しますか」
ここに出るのは自分よりレベルの低い
モンスターだけだ。
だから、極力戦闘にならないように避けて走っていく。
たまにモンスターと遭ってしまうが剣を一振りして倒していく。
それを30分ほど繰り返して行くと目的の場所へとたどり着いた。
そこにはこのフィールドに出てくる〈スライム〉の上位種の〈ハイスライム〉がいた。
色は青で、大きさは1メートルぐらいだろうか。
ハイスライムの後ろには半透明な壁が見える。
あれが結界だろうか。
何はともあれ、こいつを倒せば解けるだろう。
と答えにたどり着いた。
そいつは俺を見るなり体を後ろに引っ張りその反動で突っ込んできた。
咄嗟に《ステップ》を使い右に避け、突っ込んできたハイスライム目掛けて〈ショートドラゴンソード〉を振り、ダメージを与える。
パリン
・・・・・・え?
リトルドラゴンの時と同じように、ガラスが砕けるような音がして、ハイスライムは消えていった。
《レベルが21に上がりました》
とアナウンスが頭に流れるが、そんなことはどうでもいい!
だって、ボスが一撃だったんだぞ!
どう考えても一撃はおかしいよな!?
でも、俺もうレベル20だし、武器もリトルドラゴン素材使ったからな~。
・・・・まぁ、倒してしまったのは仕方ない。
次のフィールドに行こう。
ハイスライムを倒したあと、後ろにあった半透明な壁も消えていた。
俺は若干疲れながら第二のフィールドに移動した。
っと、第二フィールドに着いた。
ちなみに第一フィールドは草原だったが、ここは森みたいだ。
至るところに木があり、鬱蒼と繁っている。
そんな森の入り口にいた。
さて、ここにはどんな敵がいるんだろうな?
とりあえず《周辺探査》を発動してボスの位置を探す。
少し探していると見つけた。やはりボスの反応は普通のモンスターより大きいようだ。
見つけたので、そちらに向かって歩いていく。
ボスに逢うまでに何度かモンスターと逢ったが、ここにいるのは芋虫らしい。
ウネウネと動いて気持ち悪かったが、剣を一振りしたら消えていった。
芋虫がいたことからボスがどんなのか分かっちゃったけど、ボスのところに着いた。
そこにいたのはやはりと言うべきか、蝶だった。
1.5メートルほどの蝶。
蝶でも、蛾でもこの大きさになると気持ち悪いな。
早く倒してしまおう。
俺は《オッドアイ・緑》を使い蝶に挑んだ・・・・
結果だけ言おう。
圧勝だった!
ただし、俺は心にダメージを負ったため、一先ず午前中のプレイは切り上げるとする。
だって、自分と同じぐらいの大きさの虫だぜ?
気持ちが悪すぎてテンションが持たないだろ。
しかも俺は、《オッドアイ》使ってたからスローモーションに見えて、その状態で十分戦ったんだよ。
もう精神的に休息を求めてるよ。
休んで気持ちを切り替えよう。
午後からもどんどん進もう。
読んでくださりありがとうございます。
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次の更新は6月の1・2日になる予定です。
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