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FREELY GROW ONLINE   作者: ルク
序章
1/23

第1話 プロローグ?

新しく始めました。

こちらは週一更新を予定しています。

駄文ですがどうぞよろしくお願いします。

初めまして、俺は東堂 光(とうどう ひかる)。今年で大学1年だ。大学は殆んど授業に出なくてもいいところにした。


今日は登校しなければいけない日である。こんな日は1年に二回しかない。

4月の開校時と3月の終校日だけで、後の日は行かなくてもいいことになってる。

まぁ、成績が悪かったりする奴は当然行かなきゃ退学になるわけだが。


「おっす光!久しぶり」


後ろから声をかけて来たのは俺の数少ない現実(リアル)での友達、雲居 柳(くもい やなぎ )


「…………久しぶりだな。そしていつも通りハイテンションでちょいウザいな」


「えっ!ちょっと待ってよ。久しぶりに会った親友にウザって!」


「ウザいやつにウザいと言ってナニが悪い?それと、俺はお前の事を親友だとは思ったことはないぞ?」


俺がそう言ったとたんに、落ち込み出す柳。


「そんなに・・・ウザいって言わなくても・・・」


と地面にのの字を書き始める柳。

それを見て俺は笑いを堪えていたが、流石にやり過ぎたようだな。これくらい何時もやってる挨拶の一部なんだが、ちょっとフォローしておくか。


「すまん。言い過ぎた、半分は冗談だ!」


「おぉ、そうだったか。それならよかった!・・・・ってよくねぇよ!!半分はマジだったのか、おいっ! 」


「・・・・・・・・・」


「それは暗に肯定してるのか!頼むから否定してぇぇ!」


「話が進まないから落ち着け。とりあえず歩きながら話そう。そんなことより、お前も FREELY GROW ONLINE を買ったんだよな?」


俺がそう言うと柳も渋々といった感じだが付いてくる。


「そんなことってな!!俺にとっては大事なことだぞ。はぁ・・・。確かお前は姉から貰ったんだよな~。羨ましい限りだぜ。まぁ俺もFREELY GROW ONLINE を買えたからよかったけど。そういえば、今日からサービスが始まるな♪」


今、俺と柳が話してる FREELY GROW ONLINEフリー・グロウ・オンラインは日本のクイル社というゲーム会社が開発した世界初のVRMMOだ。今や世界中が注目しているVRゲームである。先行販売として、日本で10万本売られその後に海外での販売なるらしい。まぁ、詳しいことは発売元のクイル社ぐらいしか知らないだろう。


とまぁ、そんなゲームが手には入るのは姉のつてが有るからなのだが・・。

俺の姉は自他共に認めるゲーマーであり、数々のゲームに手を出している人だ。

そんな姉に頼んでみたら、即OKしてくれた。但し、「私とフレンド登録しなさいよっ!」とのことだった。

そんなことで、手に入るならとすぐに条件を飲んだ。


と[FREELY GROW ONLINE]について話ながら歩いていたらあっという間に大学に着いてしまった。大学は俺の住んでいるマンションから徒歩で20分とかなり近いところにある。

確か柳の家からも同じぐらいだったはずだ。

といっても、柳の家と1㎞も離れていないけど。


二人で校舎に入っていき、始業式を受ける。席は自由だったので柳と隣だ。何もしてないと退屈なので[FREELY GROW ONLINE]について考える。


[FREELY GROW ONLINE]

売り文句はゲームの名前通り「自由にキャラを育てよう」だった。まぁ、適当だとは感じだが・・・。

このゲームはシステムのアシストが存在せず、プレイヤースキルが試される。

また、スキル数が多く、スキルレベルが存在し上限まで上げると上位スキルになったり、派生したりするそうだ。

例えば、剣術スキルなら〈片手剣〉や〈大剣〉、〈細剣〉などに派生する。


スキルには〈武器スキル〉〈生産スキル〉〈サポートスキル〉がある。


スキルの所持数に制限はなく何個でも覚えることが出来る。ただスキルは使わないとスキルレベルが上がらないのでそう多く覚えても意味がない。

また、〈武器スキル〉なら自分より強い敵と戦うと、〈生産スキル〉なら使う素材に求められるスキルレベルより低い時に多く経験値を貰えるみたいだ。


なので、適正レベルより下の敵、あるいは素材の場合取得経験値が少なくなり、レベルが上がりにくくなる。

〈武器スキル〉と〈生産スキル〉は1つずつ。

〈サポートスキル〉は全部で8個装備できる。

合計で10個のスキルが装備可能。

但し、サブとしてなら何個でも所持可能である。


と、ここまで考えていたら始業式が終わってしまった。始業式が終わると何もないので帰ることになる。

始業式を受けにきただけなのかよ~と言われるかも知れないが、これに出ないだけで前期の成績を半分にするとか言ってたんだぜ。来なきゃアウトだろ。


その後柳と合流し、家に向かって帰る。


朝に柳と会ったところまで行くと


「じゃ、またあとで!ログインしたら広場で待ち合わせな。俺は《クラウン》って名前にするつもりだから」


「あぁ。俺は《レイ》にする。それじゃ、またな」



俺はそこから急いで家に帰り、飯を食べた。カップヌードルだけどな(笑)


食べ終わったらトイレに行き、自分の部屋に戻り朝ベッドの上に置いたヘルメット型の機械ナノ・ドライブをし、スイッチをONにする。


数秒後視界が白く染まり、体が浮遊感に包まれる。


『FREELY GROW ONLINE へようこそ。それではあなたの名前を決めてください』


と、機械的な声がして、目の前にパソコンの画面とキーボードが現れる。


これで入力しろと。


まずは名前、《レイ》っと。


入力し、決定を押すと視界の左上に《レイ》と表示され、その下に赤いバーと緑のバーが現れる。

そのバーに視線を向けると、赤い方にはHP、緑はMPと書かれていた。


それを確認した後、次は種族を決める。

[FREELY GROW ONLINE]には、人族を始め獣人やエルフ、ドワーフなど、定番のものや龍人、翼人、妖精などもある。初期ステータスは殆んど変わらず、龍人・翼人・妖精はその翼や羽根で飛ぶことが出来るそうだ。


ここは無難に人族を選ぶことにした。


その後は、スキル選びとなった。


〈武器スキル〉には中・高で剣道をやっていたので、「剣術」をとり〈生産スキル〉は自分の武器ぐらい自分で作りたいな~と思ったので「鍛冶」をとる。


サポートスキルは初期では3つしか選べ無いようだ。とりあえずサポートスキル一覧を開いてみると・・・

出るわ出るわ、たぶん一万越えてんじゃないかな~と思われるほどのスキル数。

まず、フィールドでの警戒のために「周辺探査(サーチ)」を、戦闘で役立つな~と「ステップ」をとり。

後1つなんかいいの無いかな~と探していると、

「オッドアイ」というスキルがあった。

その説明文は


「オッドアイ」

《目に能力付与。色変更可。色により能力が変化する。スキルレベル上昇により、能力上昇。又変更可能色増加。スキル発動時、目の色変更。》


というものだった。一目見て面白そうと思ったので、最後はこれにした。


スキルの決定後は容姿設定があったが、俺は殆んど変えない。髪の色を白にしだけだ。まぁ、柳にリアルイケメン死ねとか言われたことがあるが、気にしない。


容姿設定が終わり


『では[FREELY GROW ONLINE]をお楽しみください。』


という声と共にまた浮遊感に襲われた。


これから広場で柳、─クラウンと合流だな。

と呑気に考えながらこのゲームは始まった。



読んでいただきありがとうございます。

これからも読んでいただけると嬉しいです。


この作品を良くするために、誤字脱字等や、意見・感想など頂けると励みになります。


修正報告;《オッドアイ》の説明文増加

誤字修正

会話を少し修正


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