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第13話「久しぶりの再会」

 その翌日、鳥羽くんは午前中、お昼前くらいにとあるところに向かっていた。


 『ついにきてしまったか。彼女いるのにな。でも昨日の夜、舞桜に来店予約の申し込みメールをしたら3分で完了したからな』


 実は鳥羽くん、昨夜に舞桜さんがいるメイドカフェさくらに行くため本人に直接メールを送信していた。


 基本的にはトラブル防止の観点などで、お店の公式SNSから来店予約をする流れになっている。


 しかし舞桜さんはよく鳥羽くんにメールで来店予約の時は直接、私にメールするように伝えていたためこの流れに至っている。


 これまで電話のやり取りはあったものの、直接会うのは久しぶりのため、鳥羽くんは変に緊張していた。


 『メイドカフェさくら。思ってたより広そうだね。』


 そしてゆっくりとお店の扉を開けて、静かに中に入っていくと従業員全員でこころよく出迎えてくれる。


 「いらっしゃいませ!ご主人様!」


 一番目の前に舞桜さんの姿があり、昔にあっていた時よりものすごく美人になっていた。


 化粧はほとんどしていないのに人気アイドルに負けていない可愛さに手とか足元がすごくキレイになっている。


 ここで舞桜さんが、ものすごく笑顔で鳥羽くんに優しくこう言う。


 「久しぶり!ご主人様。ずっと前からご帰宅を待ってたんだからね。早く席について。さっそく色々と案内するから」


 鳥羽くんは舞桜さんの反応に対して、思わず顔を赤くしてしまい、密かにドキドキしてしまっていた。


 すぐさま指示通り、近くの席について舞桜さんからの案内を待つ。


 そして鳥羽くんは恥ずかしそうにしながら舞桜さんに小さな声でこう言った。


 「あ、あの席はこちらで良いかな?」


 鳥羽くんの様子を見ながら舞桜さんは、クスクスと笑いながら突っ込んでいく。


 「別にそんな余所余所よそよそしくしなくても良いじゃない。え、もしかして久しぶりに直接あって舞桜の魅力に惚れちゃったとか!?」


 鳥羽くんは、さらに恥ずかしそうにしながらも舞桜さんに返事をする。  


 「惚れたりなんてしてないって。ただメイドカフェに来ることがなくて、どうしたら良いのか戸惑ってる感じです」


 舞桜さんは、少し鳥羽くんに近づきながら簡単に説明をしていく。


 「戸惑わなくても大丈夫だから。普通のメイドカフェと特に変わりないよ。ご主人様は気楽に楽しんでくれたら良いわけ。メニュー表はテーブルの上に設置してるタッチパネルで確認して注文したいものがあったらここから注文してね。ちなみに直接、舞桜に注文することも可能だからどうするかお任せするシステムかな」


 舞桜さんからの話を聞いて鳥羽くんは、普通に直接注文することを考えていたのであった。


 

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