君のためなら死ねると言ったが本当に死ぬとは思ってなかった
コーヒー牛乳とアンパンをキメて書きました。
後悔はしてない。
話としての体裁は保ってる...はず。
僕は今、多分むっちゃ高い所から落ちている。
「君のためなら死ねる。」
確かに僕が言ったよ?でもさ?
まさか本当に死なせに来るとは思わないじゃんか!
「私のために死ねるならお願い、今ここから飛び降りて?」
なんで僕はこんな人好きになっちゃったの?
というか彼氏を死なせるなよ!
せめて僕が覚悟決めてから死なせてよ!
押すなよってフリする前に押すんじゃねぇよ!
せめて二、三回押し問答させてくれよ!
殺人事件の犯人だってもう少し待つと思うよ?
罪の告白する崖でももう少し引っ張るよ?!
あ、それは尺の都合か。
それはいいとして長くね?!
僕が飛び降りさせられた場所の高さよくて5mだよ?!
というか5mで死ぬの?!
「まだ死なないの?」みたいな視線を僕に向けるなよ!
スマホで自撮りを始めるな!
何だよこれ!死ぬなら早めに死なせてくれよ!
何故か目の前にスケッチブックが落ちてきたぞ?!
というかスケッチブックより落下速度遅いって僕の体重どんだけ軽いの?!
なになに?
「まだあなたが死ぬのに時間がかかりそうなので、近くのカフェでランチしてきます。 彼女より♡」
はぁぁぁぁぁあ?!
僕にも食べさせてよ!!
ハートマーク付けるの可愛いなぁおい!
ここの近くのカフェって超人気店じゃん!まだ死ねないじゃん!
しかもこの店のパンケーキ一緒に食べようって約束した所じゃん!
.......まだ地面につかないの?
もう1時間くらい経った気がするんだけど。
彼女戻ってきてるし。
そんな目で僕をみないでくれよ!
あとほっぺにクリームついてるぞ!かわいい!
顔を真っ赤にするな!可愛すぎるだろ!
なんで僕の心の声聞こえてるんだよ!
目を逸らすな目を!
夢オチとか無いのコレ?!
「なーんだ、夢だったのか。あ!今日は彼女とカフェに行く予定だったな。」
みたいな慈悲は無いんですか?!
またスケッチブック落ちてきたぞ?!
もったいない使い方過ぎるでしょ?!
え?
「ごめんなさい、私への愛を確かめたかっただけなの。 彼女より」
愛の確かめ方独特すぎでしょう!
でもそこも可愛い!
おお!謎の力で加速して地面が近づいてきてる!
今なら彼女への愛のパワーみたいな感じなら着地できるはず!
いくぜ!3!2!1!
アッ!
チョマッ!
無理そう!
━━━━━グチャッ。
まじかよ。
こんなクソみたいな話を読んでくれて本当にありがとうございます!
少しでも笑ってくれたら幸いです。
僕が作ってる別の話も読んでくれたら嬉しいです。