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「こんにちは」と「死ね」の意味が入れ替わった世界で俺は生きる

作者: わかめ王

まぁ…なんか色々あって異世界に転移してた、


で、今は街が見えたから歩いている途中…なんだけど…


これなに?


『コンニチワー!』


何故か挨拶をしながら飛びかかってくるスライムのような何か、

凄くシュールなんだけど…

とりあえず元の世界で習ってた体術で撃退する。


そして街に辿りつくと騎士のような人がいたんだけど…


これなに?


「死ね、ここはヤマダ王国の首都、タケシだ」


なんなの?いきなり暴言吐かれたんだけど…というかこの国建てたの間違いなく日本人だろ、なんだよ山田王国って、なんだよ首都タケシって…


思考放棄して都市に入る、何も言われなかったからセーフなのだろう。


そういえばスライムのような何かを倒した時に石が取れたけどこれは売れるのだろうか?

ラノベではこういうのは売れるはずなんだけど…

どこで売れるのか?少し聞いてみるか。


「あのー…こんにちは、こ「ひいっ!殺人鬼よ!」…え?」


ゾロゾロと兵士みたいな人が出てきて取り押さえられる

え?なんで?


「貴様、何が目て…もしやその顔立ち、黒い目と髪…もしや転移者か?」


「あ…はい」


「ふむ、少し待っていろ。」


そして兵士さんは10分後ぐらいに戻ってきた。


「これを読め、初代国王が転移者に会ったら渡せ、と伝えた本の写しだ。」


本をめくると色々な事が書いてあった、まぁ要約するとこういうことだ。


・悪ふざけで死ねとこんにちはの意味を世界規模で変えちゃった!ごめんね!


何とも迷惑な置き土産を遺してくれたじゃないか、初代国王、

つまりさっき怯えてた人に俺はこう見えてたわけか。


(ここに来るまでに切ったゴブリンの)返り血が付いた状態で、死ねと言ってきた人。


普通に怖い。


しかもこの本に書かれていることが本当ならこんにちはって、言うべき場面で死ねって言われるんでしょ?



あーあ、俺はなんて世界に転移してしまったのだろうか。

信用度はマイナス、お金無し、彼女無しの生活。

まぁ…精一杯頑張るか!



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