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夢と現実2

「じゃ、職員会議頑張ってね!」

私は秋ちゃんに手を振り改札に向かうとホームに電車が来るのが見えた。

いける!そう確信してホームに向かいなんとかギリギリ乗り込めた


なんとか間に合って良かったぁ…そんなふうに安堵していると後ろから声が掛かる

「桜木さんおはよう」

振り向くと同じ会社の見慣れた姿があった

「おはようございます、宮本さん」

彼女は宮本華、肩までのサラサラの髪に目元がクリッとして目尻に印象的なホクロがあり笑うと女神様のような微笑みで社内でも人気沸騰中。私の少し先輩で入社当初から話が合い優しく接してくれる大好きな人である。

「桜木さんが走ってくるのが見えてまたギリギリに起きたんだなって思ってたんだけど合ってる?」

ふふっと笑いながら訪ねてくる

「合ってます、早く起きたんだけど時間泥棒がいたんです」えへへと笑いながら答えると

「朝の時間泥棒は本当に困るわよね。私もこの間早起きしたはずなのに気が付いたら1時間経ってた時は焦ったもの」

「それは焦りますね」

「何のための早起きだったのか愕然としたわね」

ふふっと笑いながら話していると駅に着いた。


会社は地元の駅から二駅なのですぐに到着する

2人で改札を抜けながら会社に向かって歩いていく

「今日は久しぶりにあの夢を見たんですよ」

「前言ってた幸せな時間のやつ?」

「そうです」

笑顔で頷く

「やっぱり同じところで目が覚めちゃうんですけど心は満たされてるので満足はするんです。でもちょっと先が見たいなとも思うんですけどね」

軽く溜息をつきながら肩を落す

「続きが見れないから幸せなのかもしれないじゃない。もし続きが大変な事だったらなんで幸せな時間で止まっててくれなかったのかと後悔するかもしれないし…癒しの時間をありがとうって事にしておくのも良いかもね」

宮本がどうかな?と微笑みながらいう

「そうですね!疲れた心に癒しの時間を与えてくれる夢最高って事で仕事頑張ります」

右手の拳を握りしめてグッと頑張るアピールをする

そうこなくっちゃと宮本もグッと同じポーズをとる

2人でふふふと笑い合ってるうちに会社に到着する。


宮本と別れそこからは通常業務をこなし上司の無茶振り書類をまとめたり後輩の指導をしたりとてんやわんやで帰宅時間になった


疲れた…帰って寝よう


フラフラになりながら荷物を持って席を立ち会社を出て駅へと向かう

会社から家まで二駅なので本当に有難い

これで1時間以上も電車に乗る羽目になったら生きていける気がしない。

お父さんお母さん会社の近くにお家建ててくれてありがとう!!と心の中で感謝する

別によう子の為に近くに建てた訳ではなくただ就職先が近かっただけである


地元の駅からに着いて家まで10分程度で到着する

駅前付近にはスーパーやコンビニ、美容院や塾などある程度充実している。

塾終わりだろうか、中学生がコンビニ付近にわやわやといる

私も塾終わりにコンビニ寄ってたなぁと懐かしく思いながら前を通ると1人の少年と目が合った

わぁ髪サラサラな子だなとよう子は思っただけでその前を通り過ぎる

中学生達が肉まんの匂いをさせていたせいかとてもお腹が空いてきたので足早に帰宅した


「ただいまー!お母さんお腹すいた」

リビングを開けるや否やご飯を要求する

「おかえり、用意するから着替えてきなさい」

呆れられながら母が用意し始める

「はーい、ありがとう」

よう子は自分の部屋で着替えを済まし意気揚々とリビングへ降りていく

母が用意してくれたご飯に手を付けて無言で食べ進める

満足出来るとようやく口を開くことが出来た

「今日の朝、秋ちゃんに会ってさ職員会議で朝早くから大変そうだったよ」

「あらそう。もうすぐ受験だから色々忙しいかもしれないわね」

「あ、そっか。さっきもコンビニの前で中学生がいっぱいいたわ」

なるほどなと思いながら納得していると

「あんたも秋斗君がいなかったらどうなってた事か。本当に秋斗君には感謝しかないわ」

ぐっ!っと言葉に詰まる

確かに秋ちゃんがいなければ私は高校にもいけなかったかもしれない…

中学生の勉強で理解が出来ず途方に暮れていたのを秋ちゃんが根気よく教えてくれたのだ。

教え方が上手かった秋ちゃんのお陰で私は理解出来るようになり高校にもちゃんと受かったのである

「秋ちゃんが神様に思えてきたね」

「何いまさら言ってるのよ、秋斗君は我が家の仏様よ」

もっと感謝しなさいと母が言う

はーいと返事しておいた


風呂に入って今日は疲れたのでテレビも見ずにすぐにベッドに入る

はぁー疲れすぎて死にそうじゃよ…

と息を吐きながら目を閉じた


またあの夢だ


私が座っていて彼が手を伸ばしてくれる

とても幸せな夢

ずっとこのままでいたいと思う

うふふと笑顔で見ていると彼の手を取る私

そのまま立ち上がって一歩踏み出そうとしたところで目が覚めた


はぁーまた目が覚めちゃった…

幸せだったのになんで目が覚めちゃうかな

時計を見るともう起床時間だった

ちょうど良い時間だから起きるか。

しかし連続で見るのは久しぶりな気がする

相当疲れていたから見せてくれたのかもしれないと脳内に感謝する


今日出勤したらお休みだ、頑張ろう


自分を鼓舞して用意を始めた


少しずつ登場人物が増えていきます。

これからどんどん展開していければ良いのですがまだまだ長い道のりになりそうです笑

秋ちゃんはよう子の先生をしてくれていた経験を活かして教師になったっぽいです。秋ちゃんの面倒見の良さに脱帽します

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