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再活用『鬼の嫁さん、キミ居る方へ!?』

はい、短編集の2作目でございます。最初の1作目の猫の話ではございません(笑)



では、本編へどうぞ!!





学校帰りに雨が降ることは、実に厄介である。




傘など持ってきているはずもなく。走り走りたどり着くのは、屋根のある建物。しかし、店はシャッターが閉まり、入ることが許されるのは少しだけ突出した屋根である。それにしても、さっさと帰宅したい俺にとって、このタイムロスは夕方を長く感じさせられる。



日の明かりが雨雲で遮断された下界は闇。夜では無いが暗く、寒い。特に雨に濡れた体は冷えに冷え、風邪をひく。実に厄介である。



俺は濡れた服を持っていたタオルで拭きながら、横目で街中を見る。傘をさして歩く恋人たち。悔しいがそれらを持たない俺にとってそれは敗北感を知らしめる残酷なものだ。




「……雨……」




ふと、俺は隣にいる少女を見る。

雪の様に真っ白な肌。頬はうすく桃色に赤みがさし、少し切れ長な瞳は紫色。そして、その瞳と同じく紫色の髪の毛。外国の人だろうか?身長は俺が170センチ程度で、その俺の胸下辺りぐらい。華奢な体は未発達で、雨に濡れた服が少女の肌にぴったりと引っ付き、小さく突出した2つ山は、やはり、子どもと言わざる……




そこまで考えて俺は頭をブンブンと振る。一体、何を考えているんだ俺は!?相手は名も知らぬ幼気いたいけな少女。これでは世にも恐ろしい変態ではないか!?




「……むふぃ」




ヤバい、何か少女がこっちを見てる。少なからず妙な視線で見ていた俺に不信感を抱いたのかも…。




「……タオル」




「えっ?あっ、タオル?あっ、あぁ〜、使う?俺が使ったやつだけど、まだ十分に使えるし……はい」




少女は無口に俺が渡したタオルを受けとる。真っ白な肌に真っ白なタオルが触れる。ぷにぷにっと頬が魅惑的に動く。この可愛さは何ぞや!?小動物の好きな俺にとって、この少女の仕草1つ1つが…。



「……何を考えとるんだ、俺は……」




「……考え?」




「えっ?あっ、いや、その、あっ!俺今日は早く帰らないと行けなかったんだ、あはははは、そいじゃあ、またね〜ぇ!?」




少女の純粋な瞳に俺は己の邪な思いが見透かされたように感じ、その場から逃げるように走り去る。未だ止むことなく降り続ける雨、俺は後ろを振り向くことなく走り続けるのだった。




降る雨の、出会いは、急に五月雨。(べんべん!)


こんにちは。

オオトリ短編集の2作目、『鬼の嫁さん、キミ居る方へ』でございます。



この話はまだ続きます。短編と言いながら、数話構成になっている訳でございます。まぁ、大体の話がこのように数話構成になっている為、同じようなタイトルがあったら続きだと思って貰って結構です。



ぶっちゃけ、最終回の無い小説たちみたいな感じなので、いつの間にか続きがあったり、いきなり打ち切りだったり…(笑)




では、今回はこの辺りで失礼致します。ありがとうございました。




一番目の鬼嫁さん、幼い美少女。

……あ、最後の詩的な奴はさらっと流してやって下さい。別に意味は無いので…(笑)



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