ある台風の日
哭斬・ジェード・零の会話。
昔のものですが面白いと思いました!
「チィ・・・台風か。嫌な感じだぜ」
「そうだな。警報も鳴りやまない。当然のことだろう」
「奏多が心配だ・・・」
「まぁな。アイツは俺たちが護ってやってんだ。
死なねぇから大丈夫だ。それでも、まだ不安か?ジェード」
「其方が護るのならば心配はない。しかし我々の力と比べ自然の力は強大だ。
いかに其方とはいえ敵いはせぬだろう」
「敵わねぇだと?俺が?」
「何か言いたげだな哭斬。強く出るか?」
「逃げきれたら俺の勝ちだ異論は認めねぇ。生きてるだけで勝ってんだよ」
「・・・一理あるかもしれぬな」
「頭脳派相手に良く言うぜ」
「ア?んなもん力で従わせれば良いだろうが。第一、控えてりゃ良いんだよ」
「言うよな~哭斬。面白い!」
「言わせてもらうが哭斬。力で全ては手に入らぬぞ。現状を見よ!
どうなっておる?内界を握るのは我々、頭脳派である。其方こそ黙って従え!」
「言いやがるな、ジェード」
「フン、其方こそ我々を敵に回すか?」
「あ~くそっ・・・分かった。退いてやる。今日のところはな」
「近々、白黒つけるか?」
「・・・・」
お疲れ様です!