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第零顆――宝石の死


全てが宝石になったら、どんなに美しいだろう

全てが宝石になったら、どんなに儚いだろう


冬を超え、春が訪れ

変わりゆく季節の中でお前は死に向かっている

知るよしもなく、それは着実に


死への美しき旅路を歩んでいる


死にたくないと望むなれば

その隻眼で失われし涙を取り戻せ

お前が自ら闇に突き落としたその純粋な涙を


さすれば少なからず報われることだろう


祈れ、祈れ

神はまだお前を見離してなどいない


探せ、探せ

お前の涙はすぐそこにある

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