異世界に行くことになった
僕の名前は鹿島 守、仕事は自宅警備員ってやつだ。
最初はぁ、まぁ、この仕事に対して多少の抵抗があったさ。でも住めば都っていうだろ?(もともと住んでいたけど)、、ってなわけで3年もたってしまえばいいもんだよ、、宿があり、美味しい(母の)ご飯をたらふく食べられ、いつでもインターネットで遊べるサービスの良さ、、本当にいい仕事を見つけたもんだ。
、、、って思ってた所、母から異世界に行くように言われた。
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ちょっと前の話、、渋谷のスクランブル交差点にて、地盤沈下やらなんやら、、理由はよく分かってないらしいけど急に大きな底の見えない大穴ができたらしい。その穴はどこまでも深く、何かによってくり抜かれたようになっていた。
もちろん、当時は大騒ぎなんてもんじゃない、、総勢2000人以上もが大穴に入って行方不明になったんだ。落ちていった人たちも、まさか東京のど真ん中で行方不明になるなんて夢にも思わないだろう。
いやぁ、その時のメディアもその話で持ち切り状態、”被害者にはどういった措置が!”だの”今日は何人の捜索隊が行方不明になった!”だの、、最初はかわいそうだとか思ってたし、どうなるか分からない状態にある種の熱を持ってみんな見てただろうね、、でもそんな熱ってそうそう長くは続かない、、、はずだった。
「おい!、、、捜索隊が何かを持って戻ってきたぞ!!!」
「何だと!!!、、、よっ、よし!引き上げろ!!!」
引き上げられたのは二次被害で行方不明になっていた捜索隊のメンバーだった。大穴ができて一か月後の出来事だった。これは大穴ができて以来のビックニュースとなった。
帰ってきた捜索隊の生き残りはその後、こう話したらしい。
「向こうには別の、、別の世界が存在する。異なる生物が存在し、、に、、人間が、、住んでいた。その世界に入った時、、新しい力を手に入れた。それは現地人が”カサム”と呼んでいたが、日本人には”魔法”の方が伝わりやすいだろう。私は炎を操る魔法を得たが、それだけではないらしい」
っとまあ、どれも不確かな情報だったにも関わらず、誰もが一度は夢見た魔法のある世界に、あるものは歓喜し、あるものは神のお告げとして捉え、やはり歓喜した。
政府はそんな中、魔法の世界、、こと異世界に行くものを募りだしたのだった。




