何度めかのメッセージ。
寝る前に書いてみた創作詩ですので~。本人は、元気です。重い瞼が……。ねむねむ。
貴方からもらった何度めかのメッセージ
心の中に灯した真夜中に一人
そこから言い出せないまま
止まってた時間が そのまま
想いは いつでも不可逆的で
青かった空が 赤く染まる
夜の向こう側へ
そこから言い出せないまま
何度も何処かへと行こうとした
その度に足を止めてた 赤く流れてた
炎が揺らぐ アルコールランプみたいに
一人きりの部屋の静けさ
身体中をかけめぐる 想い
暗く閉ざされた 何も見えなくなった
この部屋にさえ
螺旋を描いた幻
目を閉じれば 星屑が流れ堕ちるような
未来に
楽しい想い出ばかり
次第に ぬくもりを失う冷たい空気
蝋燭を灯してた火が消える 心の中の
二人の間に漂ってた
いつしかの分厚い雲間
尖った月の破片
突き刺さったまま 眠れない夜
やたら眩しくて
貴方が言おうとしてた 聴き取れなかった 言葉
枕もとの声
貴方以外では埋まらない 夢 想い……
もう一度 言ってほしい 聴きたい
貴方の声
どんなに手を伸ばしても 届かなかったのは
自分ばかり見てた
夜空に浮かぶ あの雲のような 風の気ままさ
儚くて 消えそうな夜 あたためてくれた
恋してたのは確か
涙は ひとりよがり だから
消えていく 消えていく
愛することなんて 言葉さえ
最期にさえ 分からなかった
あの時の いつかの どこかのタイミング
夜を孤独にする一人の時間
抱き締める自分一人の身体
私だけを見ていてが 自分の冷たい指先に触れる
凍てついた時間 雪解けを待ってる
まるで雪が降り積もる 一人ベッドの上
シンシンと降り積もる 募る想い
言えなかった言葉を開いて
パッと咲く花びらみたいな 春が遠くて
夏の日の夜空に 打ち上げられた花火みたいに
遠くに沈む秋の夕日さえ 追いかけたい
貴方の肩や背中の雪を 振り払って
願い叶うのなら
欠け合わせたあの 耀く月のように
貴方を照らして 貴方をみつめて
もう一度 抱き締めさせてください
神様
流れ星が ずっとずっと消えていく
どんなに短い一瞬でも
長い長い年月が 変わらない夜空を 昇らせるように
貴方の心
私の想い
そっと触れたまま
一瞬で永遠を感じさせてくれた
あの日の空のように
貴方からもらった 何度めかのメッセージ
おやすみなさいって言って
一人呟いて 瞼を閉じた
この画面さえ閉じて また明日も会えますようにって