オネイサン
sideヨシカ
視界が晴れ最初に目に付いたのは活気溢れる街並みだ
った
「……凄い……」
風が吹けば頬を撫でる感覚も
上を見上げれば青くて広い空の雲の動きも
下に有る土の感触も全て
まるで本物の様だ
辺りを見ていると
「お嬢さん何か困り事かい!」
「っ!すいませ……ん?」
声の方を向くと
変態不審者さんがいた
え?なに?何でフリフリの付いたの魔法少女みたいな
姿なの?
すっごくパッツンパッツンだよ?
え?え?
「ワースゴイタクマシイカラダデスネー(現実逃避中)」
「あらヤダっ!そんなに褒めてもお姉さんからは何も出ないわよ!」
「お……おに「お姉さんよ!」……お姉さん」
今すぐにでもログアウトしたい気持ちいっぱいになるのでした
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で
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「なるほどネンこのゲームが初めてのゲームなの」
「はい、何したらいいのかよく分からなくって」
「ふーむ、とりあえず基本なんでも出来るゲームなのよね〜……むむむ……」
おに……お姉さんが悩んでしまいました
あ……そうだ
「……あ……あの!」
「あらん?どうしたのかしらん?」
「何か……私に出来る事とか……ありますか?」
「あらぁ……私だから良かったけれど、あまり他の人にそんな事言っちゃダメよ?」
「そ…そうなんですか?」
「ええ、このゲーム自由すぎて脱げる所まで脱げるのよ」
「脱げる所まで脱げる?何処まで?」
「全部よ」
「全部?」
「そう」
「下着も?」
「そうよ、全部」
あのオジサンも変態さんだったのですか
「まぁ、それはいいとして出来ることね……それなら私の商品のモデルにならないかしらん?」
「モデル……ですか」
「ええ、今の貴女見てたらこうビビビときたのよ!さぁ!行くわよー!」
「え?あちょ!ァァァ…」
小脇に抱えられながら運ばれるのでした