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静寂と沈黙の彼方の喧騒  作者: あい。
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様々な個性に触れ、異なる立場からも多くの学びを得られるような、そんな学び舎を作りたい。

あくまでも私のエゴなのだが。


目下の悩みとしては、現在は家庭教師として雇っている教師に任せっきりにしていることだ。

きちんと学舎としての体制を整え、複数の教師でより良い教育環境を整えられるようにしたい。

公務員の部署には教育担当部署がないため、そうすると特別枠での雇用で体制を作る他ない。

教師も人だ。

元々の休みだけでなく、突発的に休みが必要となることだってある。

子どもたちに良い学びを提供するためには、教師にも良い環境で子どもたちと過ごしてほしい。

学業だけでなく、道徳的なことや常識など多くを教え導いて頂きたい。

楽しいこと、嬉しいことを友と分かち合い、辛いことを共に乗り越え、悲しいことは励まし合える。

共に学ぶということは一人で学ぶ何倍も多くの学びを得られると思っている。


今のところは教師は一人で頑張ってくれている。

エミリーという黒髪をピッチリとひとつにまとめ、眼鏡をかけているいかにも先生という風貌の女性だ。

ただ、大変な童顔で、30歳という実年齢に対し見た目は20そこそこ。本人はそれをとても気にしているからこそ、そういった風貌にしているそうだ。

曰く、『子どもたちにきちんと先生と認めて欲しいのです!この見た目のせいで友だちのように思われがちなので!』と。

授業を見学したことがあるが、大変わかりやすい説明と、緩急のある進行に飽きずに話しを聞き続けられる授業だった。

見た目がどうであれ、実力は十分あるのだと思う。

たとえもっとエミリー先生に似合う身なりでも、きっと子どもたちはエミリー先生のことを教師として尊敬できるだろう。

ダンも授業を楽しみにしているし、他の子どもたちも宿題も忘れずに真面目に取り組んで授業に臨んでいるようだ。


良い先生に出会えるというのは、きっと人生に良い影響があるのだろうと思っている。

物語でもそうだし、何より私自身が例えばオリバー殿や殿下など、先生ではないがある意味恩師とも言える方々との出会いは、多くの学びを得られた。

人との出会いというのは大切。

それが自分を教え、導いてくれる存在は尚更。


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