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静寂と沈黙の彼方の喧騒  作者: あい。
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色々と同時進行で準備するため、抜けが出ないか心配になる。

やることを一覧にしてはいるが、『うっかり』が無いとも言い切れない。

選挙についてはある程度案をまとめているため、会議へ持ち込むための仕上げはオリバー殿へ任せよう。


他に私以外に振れる仕事を整理する。

叙爵式の支度で、護衛やテッドの介添えの手配は任せられるか。

介添えはクエンティン殿が適任かと思うが、ご都合などの確認が必要だ。

クエンティン殿で決定ならその衣装もこちらで用意せねば。

王城へ上がるのだから、介添え人もそれなりの格好をしなければ。

あとは私の身の回りはエレナで問題ない。

私の身支度などはすべてエレナへ任せよう。

テッドの身支度は自身でできるならそれでも良いが、オリバー殿または介添え人でお手伝いが必要か。


人へ任せるものを決めたため、それらを確認するために手紙を書く。

クエンティン殿宛、オリバー殿宛の手紙をしたため、エレナを呼ぶ。

エレナへ叙爵式の準備を頼み、それにまつわる段取りのため、手紙をそれぞれへ送るよう頼んだ。

あとはお返事を確認して支度を進める。


私のドレスやテッド、介添え人(クエンティン殿で決定したい)の衣装をどこに頼むか、採寸や仮縫いなどの段取りもエレナへ任せる。

エレナもハーブ園の移転へ向けて忙しいのに申し訳ないと思いつつ、王城で失敗はできないため、確実に準備を進める必要がある。

エレナなら社交界のこともある程度理解し、王城でのメイドとしての経験もあるため頼りになる。


あちこちへ指示や依頼を出し、会議を迎え、議会選挙へ向けて動き始めた。


まず、現在の会議メンバーは皆立候補する。

そして、あと何人が立候補するかは特に規定はせず、あくまでも投票による決定とする。

立候補については私の叙爵式翌日から受付を開始し、2週間で〆切る。

あとは選挙公約を掲げ、各村を演説して回るのだ。

選挙公約を掲げるということで、必然的に担当となる局もある程度定めて具体的な方針を打ち出す必要がある。

現メンバーは特に重複しないため、あとは一般からの立候補者が対立候補として選挙活動を行なっていく。

投票については18歳以上の者は等しく投票権を与え、選挙当日、投票者本人が各局一票投票で20名を選出する形とする。

ここでポイントとなるのが、事前に土地の区画整理などを進めているのだが、同時に戸籍も整理しているのだ。

18歳以上の者の登録を各村で済ませているため、不正はできないように工夫していく。

来週の会議ではその不正対策についてを中心とした会議となる。


慌ただしく会議も重ね、あと3週間に迫る叙爵式の支度も進める。

会議は週1回から2回ペースで行い、来たる選挙へ向けて準備を進める。

選挙に関してメインで活動するのは現会議メンバーと人事局を中心とし、公平を期すため開票は各村長と人事局員とする。

これらが今回の会議での決定事項だ。


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