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静寂と沈黙の彼方の喧騒  作者: あい。
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幸い、まだ開墾されていない空き地も多い。

条件に合うか、合わずとも道路整備などできる土地かどうか、広さはどうか(園自体も広がるが、喫茶店や加工品売り場も作っていく予定)。


1番条件に合うのがアザレア村の川の近くにある空き地だ。

アザレア村はこの城から馬で10分程度の距離にあり、近い。川の近くであるため、水やりの水の確保も、加工のための水もある。道路も城に繋がる道が通っており、領内どこへとも繋がっていることになる。

アザレア村には染物屋も村の端にある。

城の周囲の空き地とアザレア村の空き地を合わせると、王城程度の広さの土地となる。


場所はここで問題ないだろう。

他にもいくらか条件の合う土地をみつけ、候補地としてピックアップした。


人員は当面は城の庭で行うためエレナと私、庭師3名で行なっている。

移転したら庭師だけでなく、農夫を雇うのが良いだろう。

事業主は私。

管理責任者はエレナ。

従業員は庭師と農夫。

ということにしていく。


事業については、①茶葉栽培と、加工・出荷②花と実の食用出荷③染物加工④美容品への加工⑤観光⑥飲食店


①③④はブランド化していく。

⑥は収穫物を加工して菓子や茶を提供する喫茶店へ。


利益が出なければ賃金も決めにくいが、相場で人件費を計算し、運用して利益が多ければ賞与を出せば良い。


今は城の庭師が暫定的に手伝いに回ってもらえているが、正式にハーブ園の運用を開始したら、人員も専属にした方が管理がしやすい。

庭でやる内は今のままで良いが、移転後の人員配置をどうするか。

100平米あたりに1人という換算で人員を徐々に増員するのが妥当だろう。それでも多いだろうが、休みを交代で取る・早出と遅出に分けるなどを考えると、そのくらい余裕を持たせた方が良いし、農作業というのは過酷だ。無理をさせてはいけない。

移転したら初めは庭師1名と、農夫2名体制にして、規模は300平米。それに通路を加えた程度の土地を確保する。

3種類の作物の栽培を予定しているため、100平米毎に1種類として、加工などの状況次第で作付け面積や品目を広げていこう。

もちろんエレナの考えに従って。

移転までは庭師に特別手当を付けよう。金額は期間によらず移転まで10アスターでどうか。

移転後は正式に150アスターで3人。年間450アスターに加え、エレナの150アスター(秘書業務の賃金も兼ねているが、まだエレナの給与について承認を得ていないため、ついでにここで計上する)、そして4人の賞与。


まとめた書類を見返し、特に不備がないことを確認する。

あとはエレナにチェックしてもらって、人件費などの承認をもらい、土地を確保する。


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