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5バカストーリーズ  作者: ロイザー
不思議で可笑しな日常編
1/6

設定紹介ショウバイミー!

 アクリエスには数多の国があるが至極平和である、人種差別なども行われていない、魔物だけは活発であるが――――――



     *



「とまあこんな長ったらしい説明をされても面白くないであろうから省略させてもらうのじゃ」

「ゲルス様、誰に向かって話してるんっすか?」

「異なる次元に存在する生命体に話しておったのじゃ」


 仲良く会話しているのはゲルスフォルスとラナ、ここはアクリエスの中心――の遥か上空に浮かぶゲルスフォルスの空中庭園である。


「ほら、景色が綺麗じゃろ? さっきのことは放っておいて今はこの光景を眺めるといいのじゃ」

「いやいつも見てるっすよ、目新しいものではないっす」


 ゲルスはかつては混沌の魔獣(カオティックビースト)として恐れられながらも崇拝されていた、人魔戦争の際に魔神連合軍を裏切り人間軍に付き、勝利へと導いたが一部の人間によっていずれ人間をも裏切り支配してしまう、と思われ封印されてしまった。その後復活したのだが何らかの力が働き人間の少女の姿になってしまった、という過去がある。


「それにしてもこの姿とは長い付き合いになるのじゃな、わっちとしてはこの姿になれてとても嬉しいのじゃが」


 今のゲルスの姿は身長が約一四〇㎝、髪の色はピンク色、ちょこんとした獣耳がトレードマーク。興奮するとツインテールがとても揺れる、胸は揺れない。衣服は和風だが絶望的に似合っていないので省略する。


「ウチは最近召喚されたばかりっすから昔のことは分からないっすけどゲルス様は苦労されてたんっすね」

「ちなみにじゃがラナのその姿はわっちの趣味じゃぞ、可愛い子に来てもらいたかったからのう」


 対するラナも身長はゲルスとほぼ変わらず茶髪、丸いリスのような獣耳があり頭にはゴーグルをつけている、利用することはないのだが。衣服はゲルスとは大きく違い可愛さをアピールしたものとなっている、ただしやっぱり胸はない。


「こんなところにいたんですかラナ、それにゲルス様、料理の準備ができましたよ」


 やってきたのはルカ、サキュバスの少女だ、ゲルスやラナと違い身長が一五〇㎝ほどで多少膨らみがある、何とは言わないけどね。金髪でいかにも清純派のような衣装、頭につけているリボンが愛嬌を醸し出している。


「飯か! 食べに行くぞラナよ!」

「気持ちの切り替えが早いっすねゲルス様……」


 ルカとラナ、二人はゲルスによって召喚された一応は使い魔だ。召喚されて以来二人のゲルスへの好感度は増加の傾向にある、いい傾向だね。


「はい、では行きましょうか、それに料理を食べ終わった後はゲルス様との熱々な夜のお遊びが……」

「いやさすがにそれは気持ち悪いっすよ」


 前言撤回、ルカのゲルスへの愛は限度を超えている、クレイジーだね、いつか爆発してしまいそうな気がするけどこれもゲルスが普段二人にしてること考えると仕方ない気がする。


「そんな遊びはしないのじゃ! 良好な関係を築きたいからのう」

「良好な関係を築くには体のお付き合いが大切なのでは?」

「違うっすよルカっち……」


 まあ仲良くしてるならいいんじゃないかな、一線は超えていないようだし。



     *



「腹一杯食べたのじゃ~、ルカの料理はやはり美味しいのう」

「私はまだまだ足りない、あと五杯要求する」


 まだまだご飯を食べようとしているのはアルドゥーク、アルって呼ばれている、魔人連合軍のボス的存在で魔人王女、これまたゲルスと同じような理由で封印されて少女の姿になった。


「よくそんなに食べれるっすね、ウチは二杯が限界っすよ」

「子供はよく食べて成長する、それに食べられるときに食べないと生命の危機」

「よく考え方が分からないですね……」


 アルは銀髪ロング、長いマントを着ていて見た目だけで言うなら厨二病っていうのかな? スカートが短くて見えてはいけない部分が見えそうだけどしっかり守られている。


「おーよく食うなアル! オレはまだ八杯目だぜ!」

「負けた、悔しい」


 食い意地を張っているのは破壊龍デストラクション、これまたクーって呼ばれてる。ゲルスに戦いを挑んで敗北した後自らがゲルスの趣味を調べて少女化して遥々ゲルスの元へやってきた筋金入りのアホである。


「彼女らはいったいなにを張り合ってるんすかね……乙女のプライドっすか?」

「周りを気にせず食べまくっとる時点で乙女のプライド何ぞ捨ててるじゃろ」

「私も別の意味で捨てていますよ?」

「ルカはその危険な発言を少なくする努力をしてほしいのじゃが……」

「これでも少なくする努力はしていますよ」

「そうとは思えないっすね……」


 クーはこの五人の中では一番身長が低い、人ごみに紛れるとすぐに見つけられなくなってしまう、それに衣装が薄着なのもあって放っておくと危険である、髪の色が灰色なのもあって周りと見分けがつきにくいのもバッドポイントだね。


「とまあどうでもいい一日を過ごしとるわけじゃが明日は海に調査死しに行く予定じゃから準備しておくのじゃぞ?」

「「「「はーい」」」」


 この五人のことをアクリエスでは五バカと呼んでいる、現れたら何かとトラブルを起こしやがるからだ、現にこの前中央王都の城にやってきたときは城の半分が消し飛んだ、あれは非常に困ったよ。


「まあトラブルは起こさないように注意しておくのじゃぞ?」

「一番トラブルの原因になってるのゲルス様っすよね」

「この前城消し飛ばしたのもゲルス様の魔法が原因ですよね」

「私も巻き添えを食らいかけた」

「オレとしてはカッコよかったと思うぜ!」

「いやーボクとしてはあんまりあんなことを起こして欲しくはなかったんだけどね……修理費用大変だったよ」


 ところでさっきから文章書いてるボクは誰だって? ゲルスに呼ばれてきたから何かと思ったらただ文章を作成しろだってね、王であるボクに何させてんのって話だよ。


「おっロイザー、まだいたのじゃな、もう今日は帰っていいのじゃ」


 色々と扱いが雑だなぁ、ボク。紹介はこのくらいにしとくかな、十分五バカのこと理解できたでしょ?


「しかし残念じゃのう、お主の見た目で少女であればよかったものを」


 やっぱりもう一回封印しとくかな……

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