童貞ラプソディー

コンドームの風船

便所の水で顔を洗って、リストカットしてるあのマドンナに逢いに行こう

性病拡散マシーンのダッチワイフに向かって僕のギターで愛をささげようじゃないか、中年のケツ毛みたいに汚い愛を彼女の綺麗な艶髪にぶっかけてやるんだ

寝れない夜には彼女の事を考えて、深く沈んで消えてしまう

いつも明るい眼の中は伽藍洞で、裸の彼女がぽつねんと体育座をしているのさ

いかれてしまったんだよ、たぶんあの子は

駅のホームの階段でゲロぶっぱなした時から彼女にぞっこんなのさ

みんなのあこがれだったんだってよ松本がゆってたよ、昨日の昼休みに

あの子は時代に流されていくんだぜ

俺に溶けていくんじゃなくって

そんでもって揉まれていくんだぜ世間に

生徒会長がポルノ女優になることだってあるのに

彼女は風俗嬢になったんだってよ、夢追っかけて地下アイドルになったのにな

犯罪者か売春婦の二択で売春えらんだんだって

友達に借りた金で風俗いって逢ってくるよ、セーラー服のままのあの子に

便所の匂いが取れなくったって、イソジンでうがいすりゃいーんだからよ