自衛隊の広報 そしてそれを快く思わないもの
週刊金曜日って電波が強くていいのよ。
ご一読あれ。
書店で立ち読みでもしてね!
『空飛ぶ広報室』というドラマが始まった特「こりゃ叩く左翼が沸くぞ」と思った。
そう思ったら5/31に出た「週刊金曜日」というサヨク雑誌がさっそく叩いていた。
主張は「自衛隊はプラスになるような広報をするな!」で概ね当たっているだろう。
何とも昔だったら局内の労組が寄って集って潰しにかかっただろうとか言っていた。
自衛隊の印象は1995年以来、上昇の一途をたどっている。
阪神淡路大震災や地下鉄サリンテロ事件といった異次元の最悪に対応できる唯一の組織だったためだ。
それ以前、自衛隊は常にバッシングとパッシングに晒されてきた。
有名な事件として日航ジャンボ機123便墜落事故がある。
墜落後、空挺が救助第一陣として出撃したり救助・遺体回収チームに参加し、海自の護衛艦が吹き飛んだ垂直尾翼を回収したりとかなりの活躍をしていた。
しかし、遺体回収現場の写真では意図的にアングルに入らないような撮影が為されたりする自衛隊パッシング、果ては自衛隊機のミサイル誤射や訓練支援艦の標的機の衝突、元自衛隊員の機長のミスといった自衛隊バッシングが行われたのだ。
このようなことから自衛隊は広報に余念がない。
怪獣映画のやられ役からヒーローまで幅広く。
それ以外にも最近はCMも街頭で打つようになった。
より肯定的な評価を得るためにである。
他の国の軍でも広報は非常に重視されている。
アメリカ軍はテレビCMを出しているし、ウクライナ陸軍だかは軍に入ればモテる!!なんてやっていたはずだ。
日本の自衛隊は意外と頑張っているのかもしれない。広報予算が非常に少ない日本ではテレビCMを作ることはできないとか。
さて、自衛隊の広報を批判するのはまあいいが、批判している彼らに後ろめたさはないんだろうか。
彼らの活動は得てしてテレビなどでは好意的に扱われる。
だが、その裏は真っ暗と言ってもおかしくない、
敵対国の工作機関から資金援助を受け、自衛隊や警察、大企業にテロを行い、公然と差別する。
この事実を反原発デモの際の参加者募集の際に公表しただろうか?
自衛隊が何者かに作られたダーティーなイメージを払しょくするのに必死なのとは対照的だ。
彼らの悪行は容易く忘れ去られる。
週刊金曜日の記事の内容も悪質と言える。
安倍首相の憲法改正戦略の一つとか電通自衛隊自民党の悪鬼羅刹のトライアングルという妄想を膨らませているが、ドラマや映画はそんなことを考えてやるものではない。
図書館戦争は装備品や基地といった設定上、自衛隊は必須となる。
コナンは推理物特有の問題である「ネタの枯渇」が激しいし、海保が出て自衛隊だけが今まで出てこなかったこともある。
空飛ぶ広報室はベストセラーでいつドラマになるか秒読みだった。
自衛隊からすれば震災後の今のうちに国民に存在感を少しでもアピールしたいのだろう。
広報からしたらすごい上策である。
何とも自衛隊は広報が忙しすぎる。
そうしないといけない裏を考えれば国民は十分自衛隊を監視しているからという理由が見えてくる。
適切な判断が求められるだろう。




